はじめての議会報告です(その3)

前投稿までは一般質問についてご報告いたしましたが、3月議会は市長の所信表明や予算特別委員会もあります。私は特別会計に、常任委員会では企画総務担当になりました。

市長の所信表明に対する代表者質問

市長の所信表明はこちらからお読みいただけます。無会派の制限時間は6分で、私は「在宅療養と施設のバランス」「諸力融合のための市長自らのアクション」についての2点質問し、前者では「施設の必要性は把握している。バランスをとっていく」、後者では「現在もあらゆる現場の声を聞いているが、さらに取り組んでいく」との答弁をいただきました。

企画総務委員会

〇日野市公契約条例の制定について

この条例は市が事業者と結ぶ契約において、契約に関わる全ての労働者の最低賃金の保障や適正な積算による予定価格を定めること等を規定するものです。これにより持続可能な労働環境の整備と地域経済の活性化が期待されます。日野ネットも条例化を求めておりましたので、26市中3番目の制定となることに対して評価をした上で、情報周知や支払い確認の方法、労働者の保護について等質問しました。これは当面工事または製造に関する請負契約が対象となりますが、委託契約にも早期に拡大するよう要望しました。

特別会計予算特別委員会

特別会計とは、一般会計とは別に独立した会計で、国民健康保険、介護保険、下水道、市立病院等の事業が対象です。将来的な保険料負担の平準化を進めるため、2018年度より国民健康保険制度が広域化され、東京都が運営主体となります。説明会開催等の努力を評価した上で、引き続き周知の工夫を求めました。また介護保険では介護資格取得費補助金の運用方法について質問、市立病院に対してはオストメイト対応備品の災害用備蓄手術を待つ家族への配慮等について質問し、改善を要望しました。

請願

〇「第5次行革実施計画」の中止、見直しを求める請願

〇地区センターの有料化に反対する請願

3月議会全般を通して第5次行財政改革をめぐり、「使用料等の見直し=値上げ」なのかをめぐり議論がありました。日野ネットは、改革全体は市民の理解を得ながら推進していく必要がある、また値上げや有料化は現段階では決定事項ではないことから、2件とも不採択とさせていただきました。

 日野市に限ったことではありませんが、収入が伸び悩む中、社会保障関連支出の増大により厳しい財政状況にあります。限られた財源をどう分配していくか、市民の皆さんとともに考えていきたいと思います。