フラワー遊説~成人の日に寄せて~

本日1月10日、月に一度継続しているフワラー遊説を行いました。毎月11日全国各地で行われている性暴力をなくすために声をあげるフラワーデモに連動して、生活者ネットワーク有志で行っています。本日は成人の日。式典は昨年はオンライン開催でしたが、今年は分散開催でしたね。晴れ姿も見かけました。
特に新成人の方に向けてお祝いの気持ちを込めて、語りかけるよう話しました。

〇ジェンダーって?

小学校時代、名簿ではいつも男子が先で女子が後。私自身は、そのことに特に違和感を覚えませんでした。だって「男子」だから。
中学校時代、制服はスカートでした。似合わないし、寒いし、痴漢の被害にあうし、とても嫌でした。でも仕方ないと思っていました。だって「女子」だから。
この納得感というかあきらめ感は、どこからきていたのでしょう。無意識の刷り込みの積み重ねが、昨年話題になった「わきまえる女」像にもつながってきます。
しかし、時間をかけて少しづつ変わってきました。日野・生活者ネットワークが30年ほど前から刷り込みをなくすために求め続けていた男女混合名簿も、近年日野市でもようやく全小中学校で実施されました。また、校則の見直しも現在すすんでいるようです。都立高校の入試における男女別定員も撤廃の方向にむかっています。これもジェンダーの視点で見つめ直し、「おかしい!」と声をあげ続けてきたからです。

〇悪いのは「加害者」です

これから就職活動をするにあたって、あるいは就職後もハラスメントを受けることがあるかもしれません。あるいはデート中や結婚後も、パートナーから暴力を受けることがあるかもしれません。いずれもあってはならないことですが、もしもそういうときは迷わず公的な機関や支援団体に相談してください。悪いのは加害者であり、被害を受けた「あなた」ではありません。そのことをどうか覚えておいてほしいです。
国では性犯罪に関する刑法改正の審議がすすんでいます。被害者の声が反映される改正となるよう、日野市議会からも国に要望しました。

〇仕組みと意識を変え、声をあげよう!

結婚をするときに、苗字をどうするか悩むかもしれません。「選択的夫婦別姓」はなかなか実現しませんね。自分たちの問題として、国の計画に声を届けた若い人たちもいます。
先の選挙で女性の国会議員は1割をきりました。政治分野における男女格差は、日本は世界ランキングワースト10です。格差をなくし「ジェンダー平等」をすすめていくためには、女性の議員を増やしていくこと、同時に増えるような仕組みを整えることも必要です。

皆さんには投票にいってほしいのはもちろんのこと、おかしいと感じたことには声をあげてほしいと思います。
大勢の「わたし」が未来をつくる。誰もが性別に関わらず自分らしく生きられる社会を、ともにつくっていきましょう!

 

本日配布したリーフレットはこちら
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