9月議会より なおこ目線のトピックス

●いよいよ、気候非常事態宣言へ!

環境フェア(11月6日)や気候市民会議開催に向けた補正予算が計上されました。環境フェアでは、「マイクロプラスチック・ストーリー」の上映や、環境に関するシンポジウムなどが行われ、その場で宣言を発出するとのことです。
この映画は6月議会でぜひ子ども達に観てほしいとイチオシしていたもので、ニューヨークの小学生が脱プラスチックに取り組むドキュメンタリーです。学校上映の輪が広まるよう、教育関係者にも参加の呼びかけを求めました。
一方気候市民会議は、無作為抽出で選ばれた市民が中心となり会議を重ね、政策提案をするものです。新しい市民参画の形に期待します。
気候危機の問題が他人事から自分事へ、そして日常から意識を変え行動につながるような、そんな宣言になることを期待します。

ヒノタネプロジェクトでも上映。日本語吹き替えで参加された小野寺麻理子さんと。

●百草台コミュニティセンター閉鎖

百草台小学校が閉校後、地域のコミュニティセンターとして活用されていましたが、老朽化が激しく、今年いっぱいで閉鎖となります。恒常的に利用していた「保護司会」事務所は、教育センターに移転しますが、こちらもほぼ同時期に建設された旧高幡台小学校です。2023年度中にいつ閉鎖するか、決めることになっています。

状況を見ながらの個別検討はやむを得ない反面、やはり公共施設の除却に向けた基準を示す全体的な計画が必要ではないか、問題提起しました。利用者への周知も最低でも1年前などルール化も必要だと感じます。

公共施設の再編は、これからの日野市の最重要課題のひとつです。同時に公共施設のたたみ方についても、除却計画策定も含め、この百草台コミュニセンターの閉鎖プロセスから学んだことを、最大限活かして次のステージにすすんでいただくことを求めました。

 

●コンプライアンス委員会の設置

一連の元副市長問題の再発防止の柱は「内部通報制度」と「内部統制」であると日野市は説明しています。「内部統制」はリスクの未然防止、「内部通報制度」は発生後の対応という車の両輪として、コンプライアンス委員会は双方の取組みや運用を、外部の目でチェックする役割を担います。

このたび内部通報制度に関する条例の一部を改正する形で位置付けられましたが、これでよしとせず、将来的には内部統制の条例化を視野に制度の構築を求めました。それにより、議会の関与が明確になります。監視役としての役割をしっかりと発揮していかねばならないと考えます。

 

●動議・請願など

議員提出で「日野市議会として国葬に反対の意思を表明する緊急決議」「日野市・日野市議会として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)とのいかなる関係性をも拒絶する動議」「北川原公園搬入路裁判の結果を受けて、日野市議会としての対応を協議する特別委員会の設置を求める動議」、市民の方より「市議会に調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願」「新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補填を国や東京都に求める請願」「傷んだ道路補修の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願」が提出され審議が行われました。
日野ネットはすべて賛成の立場でしたが、賛成少数ですべて否決・不採択となりました。

(以上、すべて賛成)