大学生があげた声を受け止めて~4月のフラワー遊説より~
今月は町田で定期的に開催しているフラワー遊説に参加しました。(4月11日)
開催中の国会で、いわゆる「こども性暴力防止法案」が審議されます。子どもに関連する施設で働く人の性犯罪歴確認の仕組み「日本版DBS」が盛り込まれている法律です。(法案概要はこちらをご参照ください)
日本版DBSについては、昨年日野市議会から制度の充実を求める意見書も提出しており、どのような審議がなされるのか、見守りたいと思います。
再犯防止には役立っても、初犯防止にはならないとの指摘もあります。しかしこのような仕組みができること自体が抑制効果につながると、実際に加害歴のある人が新聞のインタビューで答えていました。義務ではない認定事業者でも、保護者から信頼を得るために、認定を受ける動きが広まるはずです。また法案では教員等への研修も規定されています。
あらゆる角度から、社会全体で子どもに対する性暴力をなくしていこうという意識改革につなげていくことが大切です。
一方で、武蔵野市では今年の1月、男子児童が学校配布の端末で女子児童を盗撮していたことが発覚しました。これを受け、武蔵野市の大学生が武蔵野市議会に包括的性教育の充実等を求める陳情を提出しましたが、採択はされませんでした。とても残念です。
子どもの頃から自分も他人も大切に、人権を真ん中にすえた国際的スタンダードである包括的性教育をすすめていくことと、犯罪を防止、抑止する制度は車の両輪です。いつもそれを訴えています。
いまの教育内容では十分ではないのではないか、と大学生がよくぞ声をあげてくれたと受け止めています。採択はされずとも大変意義深いことです。皆さんはどうお感じでしょうか。
性暴力のない社会にしていくために、私たち一人ひとりに何ができるのか、これからも皆さんとともに考え、声をあげていきます。
【関連HP】
1からわかる「日本版DBS」 法案閣議決定 性犯罪歴を確認 子どもを守る | NHK政治マガジン
わかりやすくまとめられた記事です