SOSが届くように(1月のフラワー遊説より)
性暴力根絶を目指し、全国各地で毎月11日に行われているフラワーデモに連動してはじめたフラワー遊説。6年目に入った今年はじめてのフラワー遊説は、豊田駅北口前で行いました。(1月11日)

昨年12月、映画「BLACK BOX DIARIES」を観ました。これは監督である伊藤詩織さんが自身の受けた性暴力、その後についてのドキュメンタリー作品です。この映画をめぐっては、許諾を得ていない映像等が使用されたことに対する批判があるのも事実です。そこをも含めて、性暴力被害を受けた当事者に立ちはだかる高い壁なのだと、私は受け止めています。

性暴力被害者支援の充実を求める一般質問(2020)では、この映画にも登場する伊藤さんが書いた本「BLACK BOX」を取り上げました。そこには、性暴力被害の実態、支援体制の欠如や法整備の限界などが綴られています。
個人の辛い体験として終わらせるのではなく、伊藤さんは実名と顔を出し、社会の「ブラックボックス」を開いていこうとされたのですから、それを受け止め、改善につなげていかねばと考えたからです。
自分だったら、身近な人だったら、と一人ひとりが自分事としてとらえ、考えていくことで、社会の空気が少しずつ変化していきます。性被害にあうと、自分に落ち度があったからだと自分を責めてしまうといいます。だからこそ「あなたは悪くない」というメッセージが社会全体を包み込む空気をつくっていくことが大切です。
不同意性交等の被害について、女性の半数以上(※55.4%)が、誰にも相談していないといいます。相談・支援体制の充実は無論ですが、当事者が一人で抱え込まずにSOSを発することができるようになって、はじめてそれが届くのではないでしょうか。※データはこちら
そして何よりも、性暴力を根絶していくこと。加害者がなくなれば、被害者も傍観者も生まれません。そのためには、幼児期からの人権を軸とした包括的性教育が非常に重要であると、くり返し議会でも訴えています。現在の学校教育は、地域や学校によってバラツキのある「性教育ガチャ」であるという表現もありますが、実に的を得た表現だと思います。全ての子ども達に向けた公教育として系統立てた学びとなるよう、学習指導要領に盛り込む改訂が切実に求められます。この日スピーチした市民からも、幼児も性被害にあうのだから、幼稚園、保育園から、そして学校で、くり返し教えていくことが子どもを守ることにつながるという訴えがありました。
市議選に向けてかかげた提案のひとつ「SOSが届くまち」の政策としても、幼少期からの体系的な包括的性教育の実践を広めることを掲げています。みんなの声で、変えていきましょう!
