姉妹都市、紫波町を表敬訪問しました!
「姉妹都市」とは、文化交流や親善を目的とした特別な関係で結ばれた都市のことですが、日野市は2年前より、岩手県紫波町(しわちょう)と姉妹都市になっています。
童謡「たきび」の作詞で知られる巽聖歌(たつみせいか)の故郷で、彼が晩年を日野市の旭ヶ丘で過ごしたことから民間交流が生まれたことがきっかけです。旭ヶ丘中央公園には歌碑があり、毎年11月にはたきび祭も開催され、学校間の交流なども行われています。
この紫波町に日野市議会議員全員で表敬訪問・行政調査に訪れました。(8月20・21日)
紫波町といえばオガール。「オガール」は成長を意味する紫波の方言「おがる」と駅を意味するフランス語「ガール」の造語、駅前の空き地を活用した公民連携によるまちづくりで数々の賞を受賞し、全国から年間200件を超える視察があるといいます。
中でも図書館は、子ども達の居場所としても実に居心地よさそうでした。驚いたのはBGM。通常の図書館の張り詰めた静けさとは逆の発想で、くつろぎの空間を演出していました。
日野市も図書館では先駆的な取り組みで有名になっていますが、改めて市民と共にあり方を模索する時期に来ていると感じました。
紫波ワインは地元産ぶどう100%、紫波町役場には地場産材100%、さらに紫波町産材木質チップを燃料に、このエリアの冷暖房・給湯用の熱を供給しているエネルギーシステムも整備。地域の特産物や特性と民間の活力を最大限に、身の丈に合った持続可能なまちづくりや運営スタイルに学ぶべきところが沢山あると感じました。
すっかり紫波町のファンになり、姉妹都市であることを誇りに感じた二日間。姉妹都市になることで、互いの観光誘致や企業進出などにも期待が寄せられます。
これからもお互いの成長を見届け合い、友情をはぐくみながら切磋琢磨し合えるような、息の長い交流を続けていければと思います。お互い「市民割」があってもいいですね!
皆さんもぜひ、岩手県紫波町、機会を見つけて訪れてみてください。