戦争は最大の暴力~8月のフラワー遊説より~

今日で終戦の日から77年です。
戦争は最大の暴力です。そこにからめとられていくのは、いつも市民です。その心情を思うと、戦争の傷跡の深さは計り知れません。だからこそ二度と「戦争」という同じ過ちは繰り返してはならないと誓い、日本国憲法の前文にも「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」とあります。

しかし、未だに日本は核兵器禁止条約に批准していません。広島・長崎の平和式典においても「抑止力としての核の保有は幻想であり、平和的外交こそが最も現実的で進むべき道である」旨、各首長が宣言しています。その通りだと思います。一日も早い批准を願います。

そして戦争と女性への暴力は地続きです。戦時下のウクライナでも、そしてここ東京でも、日夜性暴力は繰り返されています。被害者が勇気をもって声をあげ性暴力根絶を訴える「フワラーデモ」に呼応し、東京・生活者ネットワークは遊説を続けています。(8月14日@大井町)

先月の衆院選終盤で起きた、元首相が凶弾に倒れるというショッキングな出来事をきっかけに、統一協会と政治の関係性が問題視されています。さらに紐解くと、ジェンダーフリーや性教育に対するバックラッシュにも多大な影響があったことが指摘されています。
一部の偏った家族観が権力という巨大な装置を通し、結果として国際基準から周回遅れのジェンダー格差や性教育の後進性など、女性の人権がないがしろにされてきたことに深い怒りを覚えます。

生活者ネットワークは、性暴力の被害者に「あなたは悪くない」というメッセージを送り続け、寄り添った支援と刑法の適正な改正を、そして人権の観点からの国際基準の包括的な性教育を進めていくことなどを政策にかかげ、女性への暴力、ひいてはあらゆる暴力をなくしていくべく取り組んでいきます。

 

左から岩永都議、品川ネットのいながきさん(来月の補選に挑戦予定)、白井