知ることからはじめ、一緒に考え提案していこう!(財政勉強会報告)

予算、決算の報告は広報ひので円グラフとか何となく見たことはあるけれど、結局よくわからない!なんで日野市はお金がないの?もっと○○に予算つけられないの?そもそもどうやって予算って決まるの?
そんな市民の皆さんの疑問に答えるべく、日野市の「ひの21世紀みらい塾」を活用し、市の担当者(財政課)を迎えて勉強会を開催しました。(5月19日@生活保健センター)

広報ひの2024年5月号より
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担当者からは、財政非常事態宣言を発出するに至った経緯、円グラフの読み解き方、財政調整基金の活用や予算編成の流れ、また背景として日野市は職員の採用や公共施設の建設時期に偏りがあることなど説明がありました。固くなりがちな話ですが、専門用語がでてくると随時家庭のやりくりに置き換えるなど、わかりやすく伝えようという工夫を感じました。

説明の合間にも質問が相次ぎ、日頃皆さんがどんな点を疑問に感じているのかなど伺い知ることができました。「お金がないのはわかったが、増やす取り組みは?」という質問や「費用はかかっても専門家の意見を聞くことも必要ではないか。」といったご意見もありました。これは日野ネットも提案してきたことでもありますが、ぜひ検討してほしいと思います。

一般家庭の定期預金にあたる、目的のために積み立てる「基金」については、これからの需要に対して足りていないという話に、参加者は不安を抱いたようです。特に学校施設は数が多いだけに、すべての建て替えがいつになるのか、見通せません。
財政は数字だけみていても、読み取れないものが多くあります。正直難しいと感じますが、だからこそもっと市は説明していかねばならないし、私自身もできるようにならなくてはと思いました。

市議選政策に「財政勉強会など、市民とともにお金の流れや活用を研究します」をかかげています。これはその一歩ですが、これからも皆さんと共に研究や提案ができるよう取り組んでいきたいと思います。