在沖縄米兵による性暴力事件隠ぺいに抗議を!(7月のフラワー遊説より)

月例のフラワー遊説では、女性への暴力をなくしていくために声をあげています。今月は武蔵小金井駅前で行いました。(7月11日)

6月25日、昨年12月に沖縄で米兵による少女への性暴力事件が起きていたことが明らかになりました。この報道を見た時「またか!」とがく然とすると同時に、半年もの間その事実が伏せられていたこと、女性の、沖縄の人々の人権が守られていない現状に、強い怒りが込み上げました。

由美子ちゃん事件 ー 1955年のアメリカ占領下、当時5歳の女の子が複数の米兵に性暴力を受け、遺棄された残虐極まりない事件です。その小さな手には草が握りしめられていたという話を思い出すと、いつも胸が張り裂けそうになります。しかしそれから70年経った今もなお、米兵による性暴力事件はあとを絶ちません。

ニュースでキャスターが、米軍では兵士の適性をみるために、まず沖縄に送り込むのだという関係者の話を語っていました。それが本当であるならば、沖縄をいったい何だと思っているのでしょうか。
国は、自治体への情報共有のあり方を見直すとしていますが、それは当然のことです。さらに、これ以上沖縄県民の尊厳が踏みにじられることのないよう、日本が著しく不平等な地位に置かれている日米地位協定の抜本的な見直しを強く求めます。
この件については、生活者ネットワークとして、近日声明を出すべく、いま準備をすすめているところです。

同じ怒りを持つひとの呼びかけに応じ、外務省前の抗議に参加しました(7月2日および10日)

また仲間からは、終わったばかりの都知事選挙についても話がありました。私たちが応援していた蓮舫さんは、残念ながら当選は叶いませんでした。結果は結果として受け止めますが、その後の蓮舫さんに対する誹謗中傷は看過できません。なぜこのようなことが起きるのか。その背景には、ものごとをはっきり発言する女性へのバッシングがあるという指摘に、私も同じ思いです。また「女・子ども」呼ばわりするような上から目線の候補者のほうが上位に入ることも、地続きかなのかなと思います。

「あなたの決断を笑わない東京にしましょうよ」と訴えていた蓮舫さん。選挙期間中に訴えた数々の言葉は、いつか誰かの力になるはずです。
私たちも「私らしく生きるための政治」をスローガンに掲げています。人権が大切にされる社会を目指し、これからも精一杯取り組んでいきます。