水辺の生き物調査、実施しました!
日野・生活者ネットワークもメンバーである日野地域協議会では、毎夏、浅川のふれあい橋付近で水辺の生き物調査を続けています。
今年は昨年にも増して連日の猛暑で、かつ天気が急変し、雨や雷にも見舞われます。この日も空の様子を伺いながらで、少々慌ただしくなりましたが、無事に開催することができました(7月25日)。
今年もカワセミハウスを通じて環境学習サポートグループひのどんぐりクラブさんのご協力をいただきました。感謝申し上げます。参加者はお子さん5名を含む総勢15名でした。
カワリヌマエビ類が多く、あとはヒガシシマドジョウ、ヨシノボリ、アブラハヤなどが確認できました。「オイカワがいない」と言うと、どんぐりクラブのメンバーの方が「用水にいるよ」と教えてくれました。たまたまかもしれませんが、昨年みたヒゲナガカワトビケラは確認できませんでした。
先日参加した杉並区の小学校では、指標生物によって水質階級がわかる一覧が掲示されていました。子ども達が実際に川で調査して記入するようで、参考にしたいと思いました。
昨年は水温が生ぬるく感じた記憶がありますが、今年はそれほどでもありませんでした。感覚だけでなく、水温、気温も記録しておかねばと思います。
日野市では毎年、日野市環境基本条例に基づく日野市環境白書を作成しています。その中には水量調査もありますが、水量の増減が生き物とどのような関係性があるのかも重要な視点かと思います。何を目的にどこまで何を盛り込むのか、環境白書をめぐってはどこかに「正解」があるわけではないので、議論を重ねていくしかないかなと思います。
今年2月に日野市気候市民会議からの提言を受けて、日野市はその提言を具体的に施策として展開していきます。しかしながら、市は常に人員、財源不足を理由に、思うように進んでいないように見受けられます。だからこそ、何をどう市民団体と協力しあっていくのか、全体的な構図を整えること、また環境白書からバックキャストで何に取り組んでいくかという視点も必要ではないかと考えます。
子ども達を見ながら、この子たちが大人になる頃の川には、どんな生き物がいるのかしら、と思ってしまいます。環境を守っていくためにマイクロプラスチックの調査など、取り組みたいことはたくさんあるのですが、なかなか回りません。市民団体で取り組まれるところがあれば、ぜひ一緒にやりたいので、お声がけくださいね。