都の少子化対策へのギモン(4月のフラワー遊説より)

月例のフラワー遊説では、女性への暴力をなくしていこうと刑法改正の周知や相談先の案内等を配布しています。また各地域のネット議員が、ジェンダー視点で、政策アピールをリレーでつないでいます。
今月は国分寺駅前で行い、岩永やす代都議(北多摩二区:国分寺・国立)も参加しました。

岩永都議は、東京都の2兆円にも及ぶ少子化対策の中身に疑問を呈しました。その事業のひとつである無痛分娩や卵子凍結など生殖医療への公費助成は、選択肢が増えるということで歓迎する方もいるでしょう。しかし一方で「公費助成」が女性への出産圧力をさらに強めることになりかねないと危惧します。

子育て世帯の就業女性が増えても、男性の家事・育児の時間は女性の1/4程度。家事や育児の負担には依然として極端に女性に偏っており、男性の仕事が優先される状況に変わりありません。

日本社会のジェンダー不平等を温存したまま、少子化の原因を女性に押しつける、根強く残る家父長的な意識の現れではと岩永都議は指摘しました。同感です。それは性暴力被害にあった女性のほうに非があるように言われることとも地続きだと、私は感じます。

少子化対策には、多様な家族の形態を認めあうことも含めたジェンダー平等とともに、若者の経済状況の解決、非正規雇用の改善や、若い子育て世代への家賃補助などの具体的な取り組みこそが急務です。さらに、どんな状況で生まれた子どもでも等しく育つ権利があり、それが実現されることです。

6月には都議会議員選挙があり、岩永やす代は二期目にチャレンジ予定です。東京都からジェンダー平等を発信していく、そんな都政を目指して頑張ります!