2025年度 新市長の所信表明に対する質問
4月の市長選を経て、第7代目の日野市長に古賀壮志市長が就任され、はじめての定例会です。三つ巴といわれた選挙をせり勝ち抜かれた市長には、他の2候補に投票した市民の気持ちも思いやりながら市政を担っていただくことを冒頭にお願いし、質問に臨みました。(持ち時間6分)
市長の就任の挨拶および所信表明はこちらをご参照ください。市長が何に重きを置かれ市政を担っていこうとされているのか、主に以下の6点を問いました。
- 前市政から引き継ぐべき「優れた仕組みや取り組み」とは
- 「閉塞感」を打ち破るために、市議として何をしてきたか
- 「閉塞感」を打ち破るために、市長として何をしていくのか
- 市と市議会との関係についてどうあるべきと考えているか
- 副市長に求める資質
- データセンターについての取り組み
★動画はこちらからご覧いただけます。(順番は2番目)
市長選では「リセット・再起動」をキャッチコピーに、市政を刷新するイメージでしたが、答弁からその具体策や熱量を感じ取ることはできませんでした。強調されていた「閉塞感の打開策」についても、具体的にと問いましたが、新たな視点を持ち具体策を通じて市政に反映していく、若者の声を聞き着実にすすめていく、といった答弁に留まりました。
「閉塞感」の要因は複雑にからみあっていることは理解していますが、少なくとも自分はこうとらえ、それをこのように変えていきたいので、こういった施策を展開していきたい、といったことをお聞きしたかったです。
現在の状況を招いたことに、一議員であった自分も責任を感じているが、打破するための行動は、市も議会もそれぞれの立場で全員が取り組んできたという認識を示されました。そこに長年に渡る最大会派の議員として、議会の役割を発揮してきたのかという振り返りがないことには、今度は市長として、それを超える市と議会の関係を築き上げていくことは難しいように感じます。
そのために必要なのは、情報公開と説明責任、そして熟議と考えます。それは議会だけでなく、市民に対してもです。内へ内へと閉じていくのではなく、市政を開いていく――
古賀市長には、ぜひそこに重きをおいて、市政運営にあたっていただきたいです。