水辺の生き物調査、実施しました!
日野・生活者ネットワークもメンバーである日野地域協議会では、毎夏、浅川のふれあい橋付近で水辺の生き物調査を続けています。昨年は天気が急変し少々慌ただしく終了しましたが、今年は無事に終えることができました。(7月28日)
そして今年もカワセミハウスを通じて環境学習サポートグループひのどんぐりクラブさんのご協力をいただきました。感謝申し上げます。参加者はお子さん2名を含む総勢12名でした。
それにしても暑い!毎年暑い夏を更新し続けていますね。この日も16時で気温は34℃、水温は31℃。川に入っても「気持ちいい!」という冷っと感はありませんでした。
加えて川底には大量の藻が!どんぐりクラブのメンバーの方も、「ここでこんなのははじめて」と驚かれていました。温暖化の影響でしょうか。においなどは特になかったです。
後から市に聞くと、浅川の付着藻類の過去10年間の経年変化は、年度により種類の変
ちなみに市が6月に実施した水質調査では、浅川のBOD値は0.8mg/Lだったようです。
※BOD値とは生物化学的酸素要求量、生物が水中にある有機物を分解するのに必要とする酸素の量を表したものです。汚染度が進むほど、この値は高くなります。BOD2.5 mg/L未満がきれいな水域と評価されます。
やはりカワリヌマエビ類が多く、あとは、ヨシノボリ、アブラハヤ、昨年は見つからなかったヒゲナガカワトビケラなどが確認できました。※写真は上から名前をあげた順です
オナガサナエ(写真上)とコオニヤンマ(写真下)のヤゴもいました。コオニヤンマのヤゴを見るのは私はじめてです。存在感ありますね。ヒガシシマドジョウは今年は見かけませんでした。なんか寂しい・・・
水質、水温、水量などで、日常では出会えない川の生き物は変化します。そして生き物は連鎖します。年に一度の短い時間ですが、こうやって小さな生き物と向き合う時間を持つことは大事と感じています。
地上でもこの暑さのせいでしょう、干からびたミミズを多くみかけ気になっています。土の中が暑すぎてでてくるも、日光に耐えられないのかなと推察しています。セミも少ない気がします。
すでに命に関わる暑さと認識されていますが、このような生き物の連鎖の変化からの影響もでてくるはずです。気候危機はまったなし!その対策を加速していけるよう、私も取り組んでいきます。