日野市立福祉支援センターたまだいら 10月オープン!(視察報告)
多摩平ふれあい館すぐ近くに新設された「日野市立福祉支援センターたまだいら」の議員対象の内覧会があり、参加しました。(7月1日)ここは多摩平の森K街区の開発事業において、事業者から無償で譲渡を受けた土地及び建物です。木造2階建て延べ床面積約500㎡です。
地域住民との話し合いでは「単なる貸し館ではなくて、多摩平の様々な地域資源をつなぐハブのような機能を担ってほしい」等の声があったと聞いています。
また中央福祉センター(日野本町)の老朽化に伴い、日野市社会福祉協議会(日社協)の事務所の移転先も課題でした。そこでこの二つを組み合わせる形で、1階は区切ることができるフリースペース、2階が事務所になっていて、日社協のサポートがあることを強みとした地域活動の活性化、多世代交流、福祉に関する相談等の事業展開が期待されています。建物全体の指定管理者も日社協です。
大きな窓からみどりが見える開放的な設計や樹をモチーフとしたデザインは、とても素敵です。窓ガラスはペアガラスのようです。太陽光パネルの設置はありませんが、設置を前提とした施工がされているとのこと、市には非常用発電も含めた再エネ導入整備を、民生文教委員会の審議の場で求めました。
トイレにおむつ交換台はありましたが、大人対応ではなかったことは残念に感じました。福祉支援センターとして、これは必置ではないでしょうか。寄付施設ということで要望には限度があったようですし、スペースの都合もあるのでしょうが、ユニバーサルシートの設置等の改善を求めていきます。
なお駐車場は4台と限られており、障がい者用スペースの確保は1台のみです(日社協の社用車は別)。必要とされる方が優先的にご利用いただけるような工夫(予約など)も必要ではと感じました。そういったことは、運用しながらつくりあげていかれるのかなと思います。
一方で、中央福祉センターでは、日社協サポートのもと、様々な事業が展開されてきました。あの場所だからと通っていた方々が多くいらっしゃると思います。日社協は双方の指定管理者となることから掛け持ちになりますので、その辺りの影響がでないよう努めていただきたいです。
この新しい施設が拠点となり、日野市全体の福祉の向上につながるよう願い、応援していきます。