9月議会より なおこ目線のトピックス
日野市立病院も経営危機!
市立病院の運営資金がショートしかねないと、市から8億円を長期借り入れをするための条例改正と補正予算がありました。過去にも6億円借り入れたことがあります(返済済)。
物価高騰や人件費増など複数の要因が絡み合っていますが、診療報酬の大幅な引き上げなくして、抜本的な解決にはなりません。総務省の発表によると、全国の公立病院の8割超が赤字という状況であり、国や都による早急な対応が求められます。
同時に市立病院の経営再建支援における業務委託料の補正予算がありました。その内容によっては、診療科の縮小などの可能性もあり得ます。地域医療の拠点として、市立病院の今後は大きな課題です。(賛成)
市立病院で無痛分娩
市立病院で無痛分娩にも対応できるよう条例改正がありました。費用は東京都の最大助成額と同額の10万円です(東京都の制度はこちら)。選択肢が広がることはよいですが、公費助成については慎重であるべきと東京都助産師会の声明を引用し、意見を述べました。公費助成イコール推奨ではありません。医療行為を伴う「麻酔分娩」のリスクについても、事前に丁寧に説明することを求めました。(賛成)
保育の多様化・無償化
国が進めるこども誰でも通園制度に対応する条例が制定されました。まだ待機児童もある中、保育現場からは、短時間の受け入れ、人員配置、業務増など不安の声があります。日野市では、東京都が実施する多様な他者との関わりの機会の創出事業を実施していますが、それとの兼ね合いも現時点では不明瞭です。
また、東京都の認可外保育施設の第1子無償化に伴う補正予算もありました。詳細はこちらをご参照ください。制度の挟間で、通う施設により格差が生じています。26市のうち半数は市独自の補助制度があると質疑で明らかになり、一定の基準を満たす施設には、日野市においても補助を求めました。
目指すべきは、保護者の就労に関わらず、すべての子どもが良質な保育を受けられる環境を整えていくことです。多様化も無償化もそれ自体は歓迎すべきことですが、保育の質に影響がでることのないよう、今後も注意深く見守っていきます。(賛成)
スマホ購入&省エネ家電の買い替え補助
65歳以上で初スマホ購入に上限3万円、また省エネ家電の買い替えに上限2万円の補助がでます。後者は第2弾となりますが、前回は25トンのCO2削減につながったそうです。これは2021年➡2022年の年間CO2削減量の0.125%に相当します。こちらの新旧家電比較のサイトも参考に補助制度をご活用いただき、CO2と電気代を減らしていきましょう!制度の詳細は広報ひの等をご覧ください。
ガザ地区における即時停戦を求める決議
市民による請願が採択され、「ガザ地区における即時停戦および民間人保護を求める決議」が市議会の意志として可決されました。決議文はこちらです。