4つの提案①SOSが届くまち

2期8年、市民の方々より様々なご相談を受けてきました。「相談といえるほどの内容ではないのですが」とか「誰に相談していいのかわからなかったので」などの前置きをされる方も少なくありません。つながることができたご縁を大切に思う一方、まだまだ声をあげられない、どうしてよいのかわからないといった方々が多くいらっしゃると思います。だから苦しいと感じたときに声をあげやすい環境をつくり、SOSが届くまちにしたいのです。

特に子どもは言葉にする力が十分ではないだけではなく、大人への気遣いからSOSが発しにくいと感じます。いま年間500人を超える子どもが自ら命を絶っている―1週間で約10人、10代の子どもの死因の1位が自殺というのが、日本の現状です。
日野・生活者ネットワークは30年近くも前から子どもオンブズパーソン制度の仕組みを求め続けてきました。子どもの味方、子どもオンブズは子どもを取り巻く環境に働きかけ、子どもにとって一番よい結果となるよう、伴走してくれる制度です。一昨年ようやく制度はできました。しかしまだ仕組みとして根付いていないと感じています。この制度を仕組みとして根付かせていきます。

また、家族を介護、看護等ケアをする人、ケアラーの声も届きにくいと感じています。「家族なんだから」と、特に女性は「母親だから、娘だから、嫁だから、妻だから」と固定的な役割分担に、自分自身も無意識にとらわれてきた面もあるのではないでしょうか。休みたくても休めない、自分自身の人生をあきらめてきた、そのようなお声を伺ってきました。高齢者の老々介護も、事件にまで発展してしまうほど、深刻です。
ひとりで頑張らずに助けを求める、それが共に生きる地域共生社会につながると考え、ケアラーが声をあげてもいいんだと思えるようケアラー支援条例を日野市に作りたいと取り組んできました。しかし残念ながら、まだそれは実現できていません。
ただしヤングケアラーの実態調査、支援のコーディネーターは配置され、ケアラー支援の必要性は地域福祉計画に盛り込まれました。まだまだこれからです。あきらめることなく、悲しい結末とならぬよう、取り組み続けます。

最後に、性暴力被害にあった被害者もまた「知られたくない」「自分さえ我慢すれば」との思いから、声をあげにくいといわれています。誰かに相談するのは3-4割に留まるといいます。「あなたは悪くない」というメッセージを、性暴力根絶を訴えるフラワー遊説を通して送ってきました。
議会では、東京都の教職員による性暴力の相談窓口の周知が学校で徹底されていなかったことを指摘し、周知にもつなげました。合わせて、子どもの頃から人権を軸とした包括的性教育の必要性を訴え続けてきました。学校によって、担任によってといった当たりはずれのある「性教育ガチャ」ではない、全ての子どもが当たり前に学べる仕組みとなるよう、これからも働きかけ続けていきます。

個人的なことは、政治的なこと―はじめて市議会に挑戦した8年前にかかげ、皆さまに市議会に送り出していただいきました。あなたの発するSOSは、それは日野市のまち全体をよくしていくものです。そのSOSが届くよう、全力で取り組んでまいります。

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