4つの提案③グリーンインフラを活かすまち

グリーンインフラとは、「自然が有する多様な機能や仕組みをインフラ整備に取り入れ、社会における様々な課題解決に活用しようとする考え方」のことです。インフラとは、電気・ガス・水道など、生活に欠かせない基盤のことです。

一番効果が分かりやすいのが森林です。雨水を保水することで洪水を緩和し、樹木が根を張ることで土砂災害を防止、また生物多様性の確保、二酸化炭素を吸収し酸素をつくるので気候変動対策にもなります。
あるいは田んぼや畑。日野市でも8600名もの方が避難された2019年の台風19号の際には、雨水が下水管に流れ込み吹き上がってしまった地区がありましたが、近隣に畑があったことで被害が緩和されました。
身近にある街路樹も、美しい景観はもとより、雨水の浸透にも役立ち、夏には強い日差しから木陰が私たちを守ってくれます。
しかしながら、樹木の管理、これが追い付いていないのが現状です。安全面の確保と同時に、樹木がその効用を最大限発揮できるよう適正な管理が求められています。また緑地や公園のそばにお住いの方から、落ち葉のお悩みの声も多くいただいております。これについては、落ち葉を回収してたい肥にする仕組みを広げていけるよう、取り組んでいきます。

また、農地は放っておいては減少の一途です。ここ10年で28%の減少、ちなみに水田は41%、さらなる10年で農地は37%減少が見込まれています。どんどん宅地化が進みコンクリートでおおわれていく、それによる負の影響を、個人ではないまちの課題として解決していくこと、農地を農地として残していくことが、いま切実に求められていると考えます。
担い手のいない農地の貸し借りのマッチングに加え、農地は公共の財産、コモンとして農地の一部を公有地化していくことを議会で求めています。そこを市民の農的活動の場、あるいは教育の場として機能させていくことで、かけがえのない居場所にもなり、つながりが生まれます。また前述の例のように、田畑は減災にも役立ちます。

要はまちづくり全体で、そのすべてにおいて、グリーンインフラの視点をいれてデザインしていくこと、点ではない面としてその理解を深めていくことが重要です。そのためには、市民参画で専門家も交えた「新たなみどりの管理計画」が急務であると考え、議会で求めています。それが環境保全だけではなく、グリーンインフラの視点を入れて、それがまちの課題解決にもつながるよう、働きかけてまいります。

一方で、コンクリート構造物をグレーインフラと呼びますが、私白井なおこはグリーンとグレーは対峙するものではなく、そのバランスを大切に共生させていくことが重要と考えます。その一例として、市内で建設予定の大型データセンター、そのあり様については環境負荷を最小限にし、かつ地域と共生できるものとなるよう、取り組み続けます。

緑と清流のまち、そして30年前に市民の直接請求で生まれた環境基本条例を誇るまちとして、グリーンインフラを活かす先進市となるよう、ともに取り組んでまいりましょう!

🍀白井なおこの4つの提案はこちらです。