市議会議員選挙を終えて

この度の日野市議会議員選挙で3期目に送り出していただきました。
お寄せいただいたご期待に応えるべく、2期8年の経験をもとに、丁寧に取り組んでまいります。
選挙活動と結果、及び3期目にむけての抱負をご報告します。

■執行日:2026年2月15日
■投票率 45.54%(参考:前回40.66% 2/8執行衆院選59.45%)
■候補者 37名(女性17 男性20)
■当選者 24名(女性12 男性12)➡男女同数パリテ実現!
■白井なおこ得票数 1943票(18位)
令和8年2月15日執行 日野市議会議員選挙 投開票状況|日野市公式ホームページ

日野市議会の議員定数が24人になってから過去最多の37名の候補者が競う、経験したことのない大変厳しい選挙戦でした。
加えて告示日の2月8日が突然の衆議院の解散・総選挙の投票日と重なり、直前の12日間は活動の制限もありました。さらに8日朝は一面の雪景色。そのような状況ではありましたが、午後予定通りに第一声をあげることができ、7日間の選挙戦がスタートしました。

選挙カーを使わない選択
今回は、選挙カーを使わない選挙スタイルに挑戦しようと、仲間と話し合って決めました。環境政策を提案してきた生活者ネットだからこそCO2削減を形にしたい、また政治のあり様を変えるには選挙の景色を変えたいという思いもありました。結果的に、公費(税金)で助成される費用の削減にも繋がりました。

ある試算(※)をもとに算出したところ、CO2削減量は約2.9トンになりました。よく用いられる杉の木換算(1本あたり年間14kg)では約200本相当です。実際はこれより少ないと思いますが、それでもちょっとびっくりです。※こちらを参考にしました
公費助成費用の削減額は、車両借り上げ代、燃料費、運転手の報酬の合算で約25万円です。
移動は基本的に公共交通機関(電車、バス、モノレール)と歩き、自転車デーも設けました。正直、かなり体力は消耗しました。それでも歩きながら道行くひとと会話ができ、生活者目線で日野ネットらしい選挙を展開できたと感じています。とにかく一歩を踏み出してわかったことを、次につなげていきたいと思います。


政策の訴え
4つの柱を中心に訴えました。
SOSが届くまち
食とエネルギーの地産地消
グリーンインフラを活かすまち
じっくり対話で市民自治
街頭演説後に歩いていると、若い方より「選挙公報を見て、政策に共感しました。応援しています」とお声をいただきました。法定ビラをみせて「どのあたりですか」と尋ねると、ケアラー支援や子どもオンブズを指さしてくれたので、「SOSが届くまち」の政策が若い世代にも響いたことが心底嬉しく、元気をいただきました。
これまで毎議会後に、報告会「なおことおしゃべりカフェ」を重ねてきました。選挙期間中もやってみようと、初めて会場を借りて個人演説会にも取り組みました。アットホームな雰囲気の中、じっくりと政策や考えをお伝えし、お声を伺うことができた実りある時間となりました。こちらもまずはやってみたことで、もっと積極的に展開していきたいと思いました。

チーム705
これまでも多くの方に支えていただいていましたが、今回は市民応援団「チーム705」という形で、レポート配布やSNSの素材作成など、力強いサポートを得ることができました。「できるときに、できる人が、できることを」をモットーに、和気あいあいと楽しみながら選挙に関わるひとの輪を広めることができたことは、大きな励みとなりました。選挙は戦いです。しかし、同時に市民自治を広げていく運動でもあります。ここからが、また始まりです。



2月の選挙について
今回は告示日が衆院選の投票日と降雪と重なったこともあり、この時期の選挙が有権者にとって、執行する自治体にとって、候補者にとって、大きな負担となることが国民的に共有されたと思います。

日野市の市長選は4月です。これまで市長選と合わせて市議の補欠選挙をしても、市議が市長に立候補し自動失職となった場合、結局定数の欠員状態は解消されないという事態もありました。市議選が4月の市長選と同日執行となれば、その事態は解消されます。
また予算審議のある3月議会は、2月に選挙が終わったばかりの新たな議員構成で臨みます。年度内に議決を要する行政にとって、そして議員(特に初当選議員)にとって、かなり過酷なスケジュールです。それも市議選が4月になれば解消されます。
さらに同日執行により経費が削減でき、有権者の利便性が高まり、投票率の向上も期待できるのですから、メリットしかないように思います。すでに議会でも声があがっていますが、同日執行に向け、早期にその手続きの準備を始めるべきと考えます。皆さんはどのようにお考えですか。

三度(みたび)市議会へと送り出していただいて
改選により、市議会の議員構成が大きく変わりました。初代の生活者ネット議員の頃(1990年)には女性議員は1割だったそうですので、37年を経て男女同数のパリテ達成です。数だけでなく、ジェンダー主流化を議会からも進めていきたいです。

新たな会派も誕生する中、私はこれまで通り、会派に属さない議員(無会派議員)として活動をスタートします。無会派議員は議会運営委員会の委員にはなれず、常任委員会の委員長や副委員長の役職にはつけず、あるいは一部事務組合議会の議員にもなれません。活動の機会が狭くなり、会派議員との間に経験値の格差が生じます。議会は会派中心というのは理解いたしますが、初当選した2018年より、全体の約3分の1が無会派議員という状況が続いています。状況の変化に応じた見直しも必要ではないかと考えます。

多様な意見をどのように合意形成していくか、市議会がお手本をみせていけるような仕組みづくりが求められます。ひいてはそれが、一人ひとりを大切にする市政へとつながると考えるからです。
このようなことも含め、議会のあり様を市民に示す議会基本条例がやはり必要です。日野ネットは自治基本条例の必要性を訴えてきましたが、両者は市民自治を広げる車の両輪ととらえています。

一つ一つの議案に丁寧に向き合い、行政に気づきをもたらし改善につなげる質疑・質問をすること、掲げた政策の実現に全力を注ぐことはもちろんですが、議会のあり様についても、送り出していただいた議員の一人として、精一杯取り組んでいきます。