なおこ目線の第2回臨時会報告
10月29日に臨時会が開催されました。
議案が一件、報告が一件でしたが、朝の10時から夜の10時まで長時間にわたりました。
●議案「日野市小中学校学習用端末の買い入れについて」
GIGAスクール構想に伴うタブレット型端末を買い入れるものです。当初は小学校3年生から中学校3年生までの全児童・生徒を対象としていましたが、予定していた価格よりも抑えられたため、小学校2年生も対象とすることがわかりました。
OSはChromebook(クロームブック)です。その特徴は立ち上げの速さと言われています。
端末購入やネットワーク構築は環境整備であり、子ども達が個々に応じた学びを深めるためには、ツールをどう活用していくか、これからが重要です。
特に支援を必要とする子どもたちは、学習の幅が広がることが期待されます。特別支援学級や教室の指導教員および保護者にはいち早く、情報提供および研修を進めるよう求めました。
誰一人取り残すことのない学びの実現に向け、着実に進めてほしいと思います。(賛成)
●「第三者委員会報告における未解明の徹底究明と川辺堀之内土地区画整理事業組合への市助成金交付の妥当性及び同組合の資金管理等の実態解明を求める決議」に対する調査結果報告について
市長より報告があり、それに対する質疑応答がありました。報告書はこちら(★)をご参照ください。
皆さまも報道等で概要はすでにご存じかと思いますが、元副市長の背任行為、また日野市の責任については、私も厳しいご意見を複数お受けしております。
現在裁判中であり、かつ継続中の調査もあるためこの報告書で全てが解明されたわけではありません。今後も元副市長が不当に得た収入の返還と謝罪を求めてまいります。
市は再発防止策のひとつとして、内部通報制度の条例化の準備をすすめています。日野ネットも15年以上前に提案していたものです。報告を受ける管理者も対象者となる可能性も検討に加え、通報者を保護する仕組みについては万全を期すよう求めました。
しかし制度自体はツールにすぎず、その目的である組織の自浄作用の向上、風通しのよい風土、徹底した情報公開と市民目線の情報提供や相談体制のあり方など、職員一人ひとりの意識改革が行動として表れ、市民の皆さまがそれを実感できることが大切です。
再発防止は当然のこと、これを機に日野市が市民の皆さまから信頼を得て共にまちづくりを進めることができるよう、私も一議員として取り組んでまいります。
★過去の関連報告書等も全てご参照いただけます。