日野市の緑橋の件、どう今後の改善につなぐか

中央自動車道を跨ぐ跨道橋(こどうきょう:道路の上をまたぐ橋)、日野市の七つ塚ファーマーズセンター近くの「緑橋」の耐震補強工事のおける施行不良が週刊誌で報じられました。(記事概要はこちら)道路管理者である日野市は、通常時の安全性には支障はないと判断していますが、工事発注者である中日本高速道路株式会社(NEXCOネクスコ中日本)に対し、早期に再施工するよう要請していくと発表しています。(日野市の発表はこちら※リンク先のニュースリリース11月4日発信に詳細な説明があります。)

新町4丁目と日野台2丁目をつなぐ緑橋は、生活道路として多くの人が利用しています。

週刊誌の記事によると、この工事を受注した九州の建設会社は、パワハラや残業代未払いで過去に訴訟が起きており、国交省から安全管理が不適切として指名停止処分を受けたこともあるといいます。
今回の工事は指名競争入札で落札したそうですが、工期も一年半も遅れ、発注者であるNEXCO中日本は、どこまでその会社の実態を把握していたのか疑問が残ります。

指名停止処分は、指名停止の理由によって指名停止の期間は異なります。日野市では指名停止基準に基づき最大で2年間とのことですが、過去の指名停止処分については基本的には問わないというのが現状のようです。今回のようなことがあると、入札参加登録時に、過去の経歴も問うような改善策の検討が必要なのではないかと感じてしまいます。

また報道によると、今回の施行不良は二次下請けの会社の告発によるものです。高速道路利用者の生命に関わる重要な告発として、実名を明かされています。勇気ある告発によって、救われた面は大きいのではないでしょうか。

一方、先月調布市内では、東京外かく環状道路のトンネル工事のルート上で、市道が陥没するというショッキングな出来事がありました。NEXCO東日本が原因究明にあたっているようですが、いつまた同様のことが起きるのか、近隣住民の方々の不安は相当なものだと案じます。

直接的な被害をこうむるのは、常に市民です。構造上の施工はきちんと画像に残すこと、また先に述べたように指名停止後の入札参加の条件についても点検していくなど改善が必要だと考えます。
契約についてはまだまだ勉強が必要だと感じていますが、調査して、情報を公開し、皆さんと一緒に改善していきたいと思います。

見えにくいですが、下り線の橋台、赤丸部分が該当箇所です。