そのとき、あなたは、何を着てた?(12月フラワー遊説より)
性暴力根絶を仲間と訴え続けているフラワー遊説、今年の締めくくりは多摩平のイオンモール前で行いました。(12月10日)
先月はダウンジャケットを着ていたのに、この日はTシャツ!気候変動を肌で感じます。
先日、観に行った企画展「そのとき、あなたは、何を着てた?」について話しました。性暴力の被害にあった20人の服装を古着で再現し、当時や今の想いなどが添えられたものです。
アメリカで始まったこの企画展、日本での開催は初めてとのこと。上智大学の田中雅子教授(専門は国際協力論、ジェンダー論等)が企画し、会場も大学構内であったことから、性別問わず多くの学生が訪れていました。
日野でこの企画展を実施し、皆さんと語り合う時間を持てたらと思いました。
性被害にあうと「そんな服を着てるから」と、被害者が悪いように言われることがあります。そういった偏見から生まれる二次被害は、被害者をさらに苦しめる深刻なものです。展示されていたのは、どこにでもあるごく普通の服ばかり。制服や幼児のワンピースもありました。被害者が何を着ていようが関係なく、悪いのは加害者です。
その当たり前のことがゆがめられている現実が可視化されることで、性暴力は日常生活いつでもどこでも起こり得ることが伝わってくると感じました。性暴力はレイプだけではありません。一生忘れることができない心の傷を負ってしまうのが、性暴力による被害です。
なくしていきたい、心からそう思っています。
この日も声をかけてくださった方がいました。手をあげてエールを送ってくださる方もいました。街頭で声をあげて本当によかったと思う瞬間です。
来年も引き続き仲間とともに、フラワー遊説を通して「あなた」とつながっていくため、続けていきたいと思います。