ハラスメントのない議会を(議員研修会報告)

ハラスメントは誰もが被害者、加害者になり得ます。自分に自覚がなくても、相手が不快に感じれば、それはハラスメントです。
「地方議会におけるハラスメントについて」をテーマに大木直子さん(椙山女学院大学人間関係学部人間関係学科講師)を講師に迎え、議員研修がありました。(11月17日)

大木さんは女性議員について研究をされていることから、ハラスメントについてもよくコメントを求められるそうです。この日は内閣府男女共同参画局が作成した政治分野におけるハラスメント防止研修教材をもとに、様々なハラスメントの類型やベクトル(向かう先)について学習しました。
対職員だけでなく、議員同士(間)、有権者から(へ)など、ハラスメントのベクトルは様々です。

ハラスメントは「相手の人格や尊厳を冒す人権問題」で、被害者が心身に支障を来し、最悪の場合には自死を選ぶ場合もあります。
またハラスメントが起きれば、それを防げない組織として信用が墜落し、評判をおとしめるケースもあります。つまり見聞きしたひとも放っておいてはいけない、誰もが自分事としてとらえることが求められます。

全国の議会で、ハラスメント防止条例が続々と策定されていますが、日野市議会にはまだありません。
柏市議会では条例づくりの前段階でハラスメント行為防止のための検討会を設置し、職員に対して議員からハラスメント行為を受けたことがあるか、調査を行った話もありました。その結果を見える化することで、問題を顕在化することができます。このような取り組みも、参考にしたいと思いました。

日野市議会で議会改革を進める中で、議員間討議の重要性について、認識を新たにしています。言論は活発なほうがもちろんよいのですが、その中で相手を傷つけることがあってはならないのは言うまでもありません。質疑では時には厳しいことも言いますが、論点を明確にするよう心掛けているつもりです。常に相手への敬意を忘れないことが大切かと思います。
ハラスメント根絶に向け、足元から取り組んでいきます。

前段中央が講師の大木直子さん