2024年の幕開けに寄せて
元旦には震度7の能登半島地震が、翌2日には被災地向けの支援物資を運搬しようとした海上保安庁の飛行機が、着陸した日航機と衝突するという非常にショッキングな年明けとなりました。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に心よりお悔やみを申し上げます。そして今も救助活動が続く現場においては、一人でも多くのいのちが助かることを願ってやみません。
炎上する旅客機から全員(乗客・乗員379名)脱出できたのは奇跡だと、海外メディアでも乗員の対応が高く評価されています。普段の訓練がいざという時にいかに力を発揮するか、このことは深く胸に刻んでおきたいと思います。
日野市政に目を向けると、今年は(仮)子ども包括支援センターが5月末に開設される予定です。「子どもなんでも相談」の設置にあわせ、日野ネット悲願の子どもオンブズパーソン制度が始動することは、大きな喜びです。子どもが本来持っている力を引き出す、エンパワメントにつながるよう、取り組んでいきます。
また、北川原公園内ごみ搬入路の違法性解消に向けての検討もすすんでいます。いくつかの選択肢を多角的に検証しながら、対話により合意形成を図るものです。
これを機に、地域の方々のそれぞれの思いを多くの人に知ってもらい、共に考えていただければと思います。
議会でも、2022年度臨時会で可決された決議に基づく議会改革の議論がすすんでいます。合意形成の難しさを感じることもありますが、だからこそ、議会が実践していかねばなりません。議会として、また議員の一人として、力を高めていけるよう取り組みます。
この2月で4年間の任期折り返しとなります。2022年市議選の際に掲げた政策の中で、まだ取り組めていないことを、計画的に実施していきたいと思います。そのひとつがお金の流れや活用を研究する「財政勉強会」です。財政は奥深く、まだまだ勉強中ですが、皆さんとともに学びを深める時間を持ちたいと考えていますので、どのような会なら参加したいか、お声を寄せてください。
他にも香害に関するパネル展示など取り組みたい企画は多々あるのですが、議会のことで手一杯で、なかなか手が回らないのが現状です。一緒に活動してくれるひと、声をかけていただければ幸いです。
2024年も一つひとつのつながりを大切に紡ぎながら、活動していきます。
末筆となりましたが、皆さまのご多幸をお祈りいたします。