日野橋おかえりなさい!(事前現場視察)

昨年10月の台風19号で被災した日野橋が復旧し、5月12日午前10時より交通開放されます。
それに先立ち、8日に現場視察がありました。

ご説明くださったのは、東京都建設局南多摩西部建設事務所の所長さんと橋梁構造専門課長さん。
被災して7ケ月のスピードで復旧できたのは、現場の努力、関係所課の協力、市民の皆さまのご理解あってとのこととおっしゃっていました。
これまで大変ご不便をおかけいたしました市民の皆さまに、そして復旧にご尽力いただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
川の水量が少ない12月ー5月しか工事ができないため、被災の原因の綿密な調査はできなかったとのことですが、原因は台風による増水、川の激しい流れで川底が洗堀され、橋を支える橋脚が沈下したためとみられています。

応急復旧の内容についてはこちらの図をご参照ください。途中経過の写真もあります。

工事は総額15億円ほどかかったそうですが、新しい橋桁を設置するまでの工程が大変で、まさに「段取り八分」とのこと。現地で実際にお話を伺うことで、その言葉の重みを実感することができました。
新しい橋をかけるには7年、架け替えには倍以上の15年ほどの年月を要するようですが、日野橋の架け替えの早期着手については立川・日野の両市長、両市議会からも要望しているところです。
復旧は喜ばしいですが、やはり応急的なものですので、今後同じことが起きぬよう、架け替えについても早期に着手してほしいと願います。
★日野橋について
1926年(大正15年)に開通、1964年(昭和39年)東京オリンピックの聖火リレーが通るので歩道を整備、1995年(平成7年)阪神・淡路大震災がありその後耐震化、国土交通省の管理でしたが、2007年(平成19年)からは東京都の管理となっています。