差別発言にNOの声を!~想像力が世界を変える~

東京・生活者ネットワーク女性部会の呼びかけでネット議員が集まり、相次ぐ政治家の差別発言に対し抗議の声をあげ、政策を訴えました。(10月11日、立川駅北側デッキにおいて)

私は今年の6月議会で
性暴力被害者支援の質問をした際、ジャーナリストの伊藤詩織さんが受けている二次被害についても触れました。自民党の杉田水脈衆議院議員はそれに加担していたうえに、先月「女性はいくらでも嘘をつける」という性暴力被害者を侮辱するような発言を重ねています。

一方、足立区の白石正輝区議会議員は、9月議会で少子化対策を質問する際に、LGBTがその原因の一端であるかのような発言、またLBGTのことより子どもを産み育てる素晴らしさこそ子ども達にもっと教育すべきだといった趣旨の発言をしました。(それはもはやプロパガンダではないかと私は思いますが。)

少子化対策とLGBTは何の関係もありません。必要なのは、希望する人が希望する数だけの子どもを安心して産み、育てることができる環境や支援を整える政策です。それらが長年放置され、政策にジェンダーの視点が欠落し、政策を決める場に女性が少なかったからこその現状なのではないでしょうか。それを棚上げし、かつ弱い立場にある人を貶める無意識な差別発言の根底にあるのは、人権意識の欠如、痛みを共感できない想像力の欠如であると私は考えます。

ゲイのお孫さんがいらっしゃる81歳の女性が、白石区議に抗議の手紙を書いたという記事(こちらです)を読み、大変共感しました。この手紙にあるように、想像すること、知ることで意識は変わるはずです。

それぞれが抗議の声とともに、生活者ネットワークが長年求め続けてきた性暴力被害者への支援や、幼少期からのジェンダー平等の視点にたった人権教育等の政策を訴えました。どれもが、私たち独自の調査活動から見えてきた課題を、自治体施策の改善に結び付け、社会全体の底上げを目指す地域政党ならではのスピーチだと感じました。

この日は国際ガールズデー(※1)、そして毎月行われているフラワーデモ(※2)の日でもありました。それぞれの場所で、言葉で、やり方で声をあげ、誰もが自分らしく生きていける社会の実現を、これからも共に目指していきましょう!

※1:国際ガールズデー:世界中の若い女性たちが直面している問題に取り組むことを訴えるために国際連合が採択した記念日
※2:フラワーデモ :毎月11日、全国で同時に行われる性暴力根絶を目指すデモ

★東京・生活者ネットワークから国へ刑法の性犯罪規定の見直しに関する要望書を提出しています。こちらの記事もぜひ合わせてご一読ください。

左より生活者ネットワークの山内れい子都議、わたべ真美町田市議、田頭ゆう子小金井市議、じつかわ圭子東大和市議、白石えつ子東村山市議、やない克子練馬区議、白井なおこ