介護で孤立しないために(おしゃべりカフェ報告)

議会後の報告会「なおことおしゃべりカフェ」は、はじめて会場とオンライン同時のハイブリッド形式で開催し、計7名の参加がありました(10月26日)。

テーマは9月議会の一般質問でとりあげた「介護」。参加者全員、親や伴侶の介護の経験があり、それぞれの体験を語り合いました。

状況によって様々で苦労する点はまちまちですが、その大変さは共通しています。
こうして語り合うことで「自分だけではない」と思えることは心の支えになる一方で、「だから自分も我慢しなければ」という方向で自分を追い詰めることのないよう、利用できるサービスを上手に活用しようという切り替えも大切だと思います。
それが介護者のみならず、介護される方にとっても、よい結果に繋がると考えます。
だから気兼ねなく、助けを求めてほしいです。 

参加者からは「女性は介護を受けることを拒否する傾向があるのでは」といったお声がありました。女性は自分は家族をケアする側であり、される立場ではないという意識に基づくのではというご見解でした。私は、ここにも根強いジェンダー(性別による固定的役割分担)があると感じました。

一方で、女性は体力的に身体介護はキツイという声もありました。

地域で、社会で、我がごとして、介護問題に向き合っていく必要があります。
そのためにも、このような話し合いを断続的に続け、ケアラー(介護者)支援について皆さんと考えていきたいと思います。