ジェンダーって何だろう?~かるたを通して、語り合いませんか~

構想から約一年半、これってあるある!「ジェンダーかるた」が完成しました。これは日野・生活者ネットワーク設立30周年を記念して、取り組んだ企画です。


今年2月には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の当時の会長
森喜朗氏が、女性差別的な発言をしたことで国内外から批判を受け、結果的に辞任しました。
それを機に「ジェンダー」についてメディアでも多く取り上げられるようになったと感じていますが、「で、結局ジェンダーって?」と内心モヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。

「あなたのモヤモヤ それってジェンダー?皆さんの声をかるたにします」と呼びかけ「句」を募集し、応募してくださった「句」に私たちが考えた「句」を合わせ、完成しました。
夫婦の日常の「あるある」、様々なデータに表れる男女格差、後を絶たない性暴力の被害、性教育の必要性、LGBTの子どもの苦悩などテーマは多様ですが、それは生き方、人権の問題としてすべてつながってきます。
だからジェンダー平等が実現されれば、それは女性だけでなく、すべての人にとって生きやすい社会になるはずです。しかしまだ道のりは遠いことは、ジェンダーギャップ指数における日本のランキングの低さ(2021年3月発表で156ケ国中120位)にも表れています。

生活者ネットワークは、長年ジェンダーの問題に取り組み、女性の政治参加を実現してきました。昔は「女に政治がわかるか」と議会でも野次が飛んだそうです。さすがに今ではそのようなことはなくなり、社会も変化しましたが、まだまだ根幹的な部分は変わっていないのではと感じます。(そのひとつの表れが、森元会長の発言だと思います。)だからこそ、すべての施策をジェンダーの視点で見直す「ジェンダー主流化」をすすめていく必要があります。

本来、政治は生活の課題を解決する道具であるはずです。しかし政治は遠いもの、男性のものだと歪められてきてしまったのではないでしょうか。そういった一部の特権意識や、それを容認してきた無意識の刷り込みは、一体どこからくるのかを一緒に考え、変えていきませんか。

かるた取りの気分を少しだけ♫

取り札のイラストは、八王子・生活者ネットワーク前市議会議員の鳴海有里さんにお願いしました。行間を絵で表現するご苦労があったと伺っていますが、どれも素敵なイラストです。かるたを入れる袋は、手芸の得意な市民の方に縫っていただき、仲間が消しゴムはんこでスタンプをつくって押しました。
この手作りかるたが、ジェンダーとは何かを見つめ直すひとつのきっかけとなれば、こんなにうれしいことはありません。よろしければぜひお求めください。

◆頒価:1,000円+送料(個数によって異なります)

◆お申込み先:hino-net@cap.ocn.ne.jp

件名に「ジェンダーかるた申し込み」とご記入の上 ①ご住所 ②お名前 ③個数 ④何でお知りになったか をご記入の上お申し込みください。(袋の色はおまかせください)
なお、返信にお時間をいただく場合があります。ご了承ください。

お申込みお待ちしております♪