戦時下・災害時・コロナ禍の性暴力をなくすためにも~3月のフワラー遊説より~
毎月11日、性暴力の被害者が声をあげるフワラーデモに呼応し、暴力根絶を訴えています。
3.11から11年。東日本大震災、そして福島の原発事故。現在もその傷は癒えていません。
今月は11日に立川で、12日に中野で、それぞれ仲間と声をあげました。
東日本大震災のとき、多くの女性が性暴力の被害にあったことが調査から明らかになっています。電気もない避難所で。夫から。あるいは親切にしてくれた男性から物資の提供と引き換えに性行為を強要されたというケースも少なくないといいます。
最近少しづつ避難所運営に女性の視点が取り入れられるようになったものの、現場にどれだけそれが行き届いているでしょうか。災害時、非常時において、性暴力は公衆衛生の観点で取り組むべきだと指摘する専門家もいます。
コロナ禍においても、DV、性被害を含む児童虐待の増加、SNSによるグルーミング(言葉巧みに信頼させる行為)で子ども達が性犯罪に巻き込まれています。
世界に目を向けると、ロシアによる武力侵略で、ウクライナでは戦争が起きています。子どもを含む多くの市民が命・安全・未来を奪われています。性暴力被害も多発しているに違いありません。戦争は最大の暴力です。独裁者の愚行を決して許してはなりません。
日常では見えづらい暴力が、非常時には増幅されます。だからこそ、日頃からの取り組み、その積み重ねが大切です。
生活者ネットワークはそれぞれの市政・区政において、女性の安心・安全施策や教育、防災の取り組み、また脱原発・脱炭素の施策の展開にも力を注いでいます。
一緒に声をあげ、そして身近なことから一緒に取り組んでいきましょう。