無意識は社会が作り、そして社会に反映される~5月のフラワー遊説より~
女性への暴力をなくしていこうと毎月行っているフラワー遊説、今月は7日に立川で行いました。
私は、東京・生活者ネットワークが出した声明「ジェンダーの視点で広告における差別解消を求めます」を中心に話しました。
ステレオタイプ(固定観念)ってどこからつくられるのでしょうか。とりわけメディアと広告の影響は大きいと考えます。偏ったステレオタイプを生み出さぬよう「メディアと広告によってジェンダー平等を推進し、有害なステレオタイプを撤廃するための世界的な取り組み(アンステレオタイプ・アライアンス)」があります。しかしそれに加盟している企業でさえも、国連女性機関から抗議を受けるような広告をだしているのが現状です。その意図がなくても、広告の持つメッセージ性に、企業は責任を持たねばなりません。
そして受け手である私たちも、違和感や不快感を見逃さないこと、声をあげること、議論を重ねていくこと、その積み重ねが社会の意識を変えていくと考えます。
遊説には、6月の立川市議選に挑戦予定のあべみささんのお子さんの友人も参加し、身近に何人も痴漢被害に苦しんでいる友人がいると話してくれました。最近新聞でも、高校生からの痴漢被害を訴える投書を読み、自らの体験と重なり胸の痛い思いをしたところです。若い方、しかも男性が、性暴力をなくしていこうと共に訴えてくれたのは、とても心強く感じました。
あらゆる暴力のない社会、ジェンダー平等な社会は、男性にとっても生きやすい社会です。
生活者ネットワークは、これまでも、これからも、おかしいと感じることに声をあげ、つながり、広がり、皆さんと共に社会を変えていきます。
【関連HP】
「月曜日のたわわ」全面広告を日経新聞が掲載。専門家が指摘する3つの問題点とは? | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)
国連女性機関が『月曜日のたわわ』全面広告に抗議。「外の世界からの目を意識して」と日本事務所長 | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)