そして、これから(参院選を終えて)

7月10日に参議院選挙が終わりました。
東京・生活者ネットワークは、東京選挙区では立憲民主党の松尾あきひろさん、全国比例では辻元清美さん、鬼木まことさんを推薦し、私も仲間とともに応援に駆け付けました。掲げた基本政策は以下の通りです。(こちらもご参照ください)

憲法にのっとり、平和主義、国民主権、基本的人権を尊重する
地域主権を拡大する
〇社会保障を充実させる
〇脱原発、省エネルギー、再生可能エネルギー政策を推進する
〇女性議員の比率を5割に増やす

残念ながら松尾さんは落選となりましたが、辻元さん、鬼木さんは当選、特に辻元さんは圧勝でした。これから、基本政策を実現すべく、ともに取り組んでいきます。

 

国会に多様性を!女性の国会議員を増やしていこう!

今回、女性の当選者は35名で過去最高(当選者の28%)、新勢力全体では女性が64人で25.8%、参議院では4人に1人が女性議員という状況になりました。ちなみに衆議院では10人に1人で、非常に問題だと感じています。
最近公表された最新の世界経済フォーラム(WEF)のジェンダー・ギャップ指数では、調査対象となった世界146カ国のうち日本は116位(政治分野では139位)、昨年の120位より順位があがったように見えますが、対象国が減っているので、実質は順位を下げていると言えます。
この参院選では「投票用紙の2枚目は女性候補の名前を書こう」というキャンペーンも展開されました。これからも皆で力を合わせ、一歩一歩、パリテ(男女同数)への階段を踏みしめていきたいと思います。

 

投票へのバリアフリーを!

一方、投票率は全国で52.05%(前回48.8%)、過去4番目の低さでした。東京都は全国で3位の56.55%(前回51.77%)、日野市は56.26%(前回55.51%)、26市の中で14番目です。
投票率を上げるには、投票に行かない人への働きかけはもちろんですが、投票に行きたくても行かれない人のバリアをなくしていく必要があります。郵便等による不在者投票ができる人の対象範囲を拡大すること、また自治体でも細やかな案内や対応をするなど、まだまだできることがたくさんあると感じています。改善に向けて、一つづつ取り組みます。

 

そして、これから

投票日の直前、安倍元首相が凶弾に倒れるという、非常にショッキングな事件がありました。事件の背後にある、宗教団体(旧統一教会)との関わりも徐々に明らかになっています。
また国葬をめぐっては、明確な基準はなく、評価が伴うものについては意見が分かれます。これを機に、どう基準を作るのか、国葬そのものについての議論が必要だと考えます。
気候危機、ウクライナ危機、コロナ等、暗雲が立ち込めている気持ちになりますが、不安は人を「誰かに、何かにすがりたい気持ち」にさせがちです。そのような他人軸に陥ることなく、自分軸で、足元から、地域から、次世代に残したい未来を、皆さんと共につくっていきたいと思います。

市議選に掲げた政策の実現を通して、また来春の統一地方選で多くの仲間を地方議会に送りだしていくことを通して、精一杯取り組んでいきます。

 

【関連記事】

東京・生活者ネットワークの結果報告

郵便等による不在者投票の対象者拡充などを求める意見書(日野市議会から国へ出した意見書)