給水スタンド第1号が市役所に登場!

すでにマイボトルを持ち歩くのが習慣になっている人は多いと思います。しかし暑い日など中身が空になってしまうことも!そんなとき、まちの至るところに給水スタンドがあれば、水を補充することができ安心ですね。

そんな給水スタンドが、この6月より日野市の公共施設に設置されました。第1号は市役所、今後公共施設を中心におおむね30カ所、順次設置を進めていくとのことです。日野市民も、日野ネットも求めてきたことが叶いました!

市民会館よりの入口から入ってすぐ左手です

この給水スタンドは水道直結で、フィルターで浄化された水を供給できます。冷やすのは環境負荷がかかりますので、常温です。
こちらを提供してくれているのはウォータースタンド株式会社(埼玉県)、2030年までに使い捨てプラスチックボトル30億本の削減を目標とする「ボトルフリープロジェクト」を全国に展開しています。素晴らしい活動ですね。
日野市は同社と、プラスチックごみ削減に向けた協定を結びました(6月23日)。都内で6番目となるようですが、これから更に各地に広まっていくといいなと思います。

右はプッシュ式、左は上のグレー丸いのを回してね

同社のHPによると、給水スタンドの導入によりペットボトルの購入本数が減少することが、実証実験で明らかになっています。ペットボトル飲料を買わない人が増えれば、企業も対策を考え変わっていくはずです。

ペットボトルもリサイクルされれば問題ないのではと思われるかもしれませんが、実際まち中のポイ捨てや自販機横の回収容器からあふれたペットボトルが風で運ばれ、川に、そして海に流れ込み、マイクロプラスチックと化して海を汚染しているのが現状です。

またペットボトルは作る過程、運ぶ過程、売る過程、リサイクルや燃焼される過程とあらゆるステージでCO2を排出します。軽くて便利という利点はありますが、できるだけ使わない方向にシフトしていかなくてはなりません。マイボトル、マイ容器文化が定着すれば、ごみ削減にもつながり、市のごみ回収コストも縮小でき、他のことに予算を使えます。

日野市は2020年にプラスチック・スマート宣言をして以来、飲食店のテイクアウト容器の脱プラや、会議等でのペットボトル飲料配布の禁止、また雨天時の傘用ビニール袋の廃止など、一歩づつ取組みを重ねてきています。

年内には気候非常事態宣言を、翌年度より気候市民会議を開催する予定とのことですが、市民の皆さんが自分ごととして、地球温暖化対策を足元から楽しみながら広めていけるものになるよう、私も取り組んでいきます。

 

【関連サイト】

日野市のプレスリリース

ウォータースタンド株式会社のプレスリリース

 

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