市制60周年の今年を気候危機対策の分岐点に!(3月議会一般質問①)

日野市の豊かな自然を活かし、持続可能な資源循環型社会へと本気で転換していく年にしていきたいという思いを込め、今回はストーリーを多く盛込み質問しました。

●今年は市制60周年

11月に記念式典があり、市はそこでお披露目する映像と記念誌をクラウドファウンディングを募り、作成する予定とのことです。コンセプトを問うと「日野市の未来を考える姿」を意識して、市民とともにつくりあげるしかけを考えているとのことでした。

対外的な「シティプロモーション」も大切ですが、市民が自分たちのまちの魅力再発見につながることこそ大切だと考えます。作成したものは誰でもアクセスできる工夫、また市民が気軽に参加できる「日野市の魅力を伝える写真投稿」など提案しました。

私の1枚は「浅川とふれあい橋」

また、市民公募で選ばれたロゴマークは、マンホールにすることを提案しました。なお、ロゴマークはルールに則ればどなたでもご利用いただけます。(詳細はこちらをご参照ください。)

 

清流のまち

日野市のキャッチコピーを問うと、「新選組のふるさと」「藝術文化のかおる街」など様々あり、場面に応じて使い分けられているとのことでした。しかし、やはり多くの市民の共感を得るのは「緑と清流のまち」ではないでしょうか。

その「緑と清流のまち」を守るためのこれまでの取り組みについての答弁では、百草倉沢地区のパートナーシップ協定や、全国で唯一の水路清流課もあったという話もありました(現在は緑と清流課)。
市制50周年の際につくられた50年後の日野を描いたビジョン「日野曼荼羅(まんだら)」では、多様な地域をつなぐ「水路」を軸に「水の郷(さと)」として描かれています。改めて用水路の役割についても考え、活かしていきたいものです。

クリックするとみれます

●環境基本条例に込められた想い

日野市は市民の直接請求「日野市環境基本条例」をつくったまちでもあります。有権者の50分の1以上の署名を集めて行う直接請求は、実にハードルが高いものですが、当時の市民の熱い思いが実を結びました。市に求めるだけでなく、自分たちも豊かな日野の環境を守っていくんだという強い決意も込められていたといいます。それはいまある環境を守る多様な市民活動の基軸にもなっていると感じます。

 

●気候市民会議からはじまる新たなステージ

今年は日野市で初の試みとなる「気候市民会議」も開催されます。進め方を問うと、市制施行60周年記念事業2030ビジョンとも連携しながら取り組みたいとのことでした。これまでの取組みについても理解を広めることは、日野市らしい気候市民会議とするうえで、大切なポイントだと感じています。視察やフィールドワークなどオプションを設ける、また子ども気候市民会議の開催等も提案しました。

市長も「日野市の気候危機対策のティッピング・ポイント(転換点)にするべく全力で取り組みたい」とのことですので、これまでの市民の思いと取り組みが受け継がれ、芽を息吹かせていけるよう、しっかりとチェックをしていきます。

★動画はこちらをご覧ください。

 

【関連サイト】

日野市 5つの誠|日野市公式ホームページ (hino.lg.jp)

日野市PR動画|日野市公式ホームページ (hino.lg.jp)

実施報告 水の郷・日野を歩く〜用水路を活かしたまちづくり〜:里川文化塾│ミツカン 水の文化センター (mizu.gr.jp)

 

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