日本版DBSの対象拡大を！～９月のフラワー遊説より～

女性への暴力をなくしていこうと毎月呼びかけているフラワー遊説。今月は、国分寺駅南口で行いました。（９月９日）

連日、大手芸能プロダクション社長による、長年にわたる性加害のニュースが報じられています。被害を受けたのは、タレントの卵、男性、という以前に「子ども」です。特殊な状況下を言い訳に、子どもへの性加害が見過ごされてきた、事の重大さを私たちは重く受け止め、そして変わっていかねばなりません。

日本版DBS創設の検討が進んでいます。DBSとは、子どもと接する職場で働く人に、性犯罪歴がないことの証明を求める制度です。これにより、過去に犯罪歴のある人を子どもから遠ざけることができ、再犯を未然に防ぐことにつながります。

しかし、現状の案で義務化が定まっているのは、保育所や幼稚園、学校等の行政の許認可が必要な施設のみです。学習塾やスポーツクラブなどの民間事業者については任意となっています。つい先日も、私もかつて通っていた大手学習塾で、教え子を盗撮していたことが発覚しました。
さらに被害にあいやすい障がい児が通う施設等も含め、対象範囲を拡大する必要があります。
また、ボランティア等を含めた仕組みの必要性についても、専門家は指摘します。

同時に、公教育における性教育の充実、「性加害は人権を踏みにじる重い犯罪である」という社会の意識そのものを変えていかねばなりません。ましてや被害者が悪く言われるような二次被害はあってはならないことです。

性犯罪の刑法も改定されましたが、その周知が必要であると考え、リーフレットを配りながら、各地域ネットの議員がリレートークでつなぎました。
更なる改正に何が必要か、また日本版DBSについても、皆さんと共に考え、取り組んでいきます。