私たちはもっと怒っていい!人権意識の低い政治家にNO!~2月のフラワー遊説より~

女性への暴力をなくしていこうと毎月声をあげているフラワー遊説、2月は立川で行いました。(2月12日)

1月末、ある講演会において麻生副総裁がまた問題発言をしました。皆さんご存じかと思いますが、上川外務大臣の容姿に対して否定的な主観を述べた上で、その能力を評価したというものです。結局褒めているのだからいいだろうではなく、これは侮辱です。しかも名前を間違えた上、過去に女性の外務大臣がいた認識もなかったとのことですから、副総裁としての見識も問われます。

批判を受け発言を撤回していますが、謝罪はしていません。問題発言はこれまでも繰り返されてきました。繰り返す、ということは、なぜ・どの点が問題なのかを理解していない、意識が改まっていないということです。そのような人権感覚を持った人が主要なポストについている、つかせ続けてきたということこそが、そもそもの問題です。結局、それを許してきてしまった私たちの問題でもあると感じています。あきれたり、怒ったりしているだけでなく、もういい加減、ご退場いただかないといけませんね。

「どのような声もありがたく受け止める」という上川外務大臣のコメントについては、様々な意見があるようです。ただ被害を受けた方に「どうすべき」と求めるのはどうかなと私は思います。二次被害にもつながりかねません。自分がその立場だったらどう答えるか、それを一人ひとりが考え、実行することが大切だと思います。そして「おかしい」と思った人が声をあげることです。謝罪を要求する動きもあり、私も賛同しました。(こちらをご参照ください)

日野市では公立の全中学3年生が「デートDV講座」を受けます。恋人同士、信頼のある関係性の中でも性暴力はおきるため、未然に防ぐための学びを目的としています。日野ネットも全校実施を求めてきました。先日視察しましたが、弁護士が人権を軸に「自分と相手を大切にする」ことを伝える大変すばらしい講座でした。
生徒が実際にロールプレイをするのですが、自分の気持ちを伝えること、相手の気持ちを汲み取ることを取り入れる前と後では、会話が全然違ってくるのです。これは全ての人が受講すべき講座だと思います。主要なポストについている方には特に、ですね。