6月議会より なおこ目線のトピックス

●保育園でも新たな預かり保育がはじまります(補正予算より)

豊田駅近くの民間保育園分園が閉園され、そこに新たに保育園が開設される改修費用等の補正予算がありました。面積を拡充し、伴い都の新たな預かり保育事業(多様な他者との関わりの機会の創出事業)も始まります。

今もなお待機児童はいる一方で、定員に空きのある保育園や撤退する園もあります。一般質問では公立幼稚園を取り上げましたが、公立保育園についても、長期的な方針を早期に策定することを求めました。

幼稚園ではすでにこの事業ははじまっていますが(こちらをご参照ください)、地域に偏りがあるのが気になります。目指すべきは、公私幼保問わず子どもが安心して過ごすことができ、保護者が通わせることができる環境がまち全体にあることです。その実現に向けて取り組んでいきます。(賛成)

 

【市民の請願より】

●安心して食品を選択できる明確な表示を

食品を選ぶとき、裏側の表示を見ることが多いと思います。情報が読みずらい、わかりにくいなど感じることはないでしょうか。請願者は「加工品は製造場所のみならず主成分の原産地名を表示すること」「遺伝子組み換え5%以下が明確に分かる表示とすること」「無添加・化学調味料不使用の表示をなくすのではなく、一定量以上使用している食品との区別ができるよう表示を工夫すること」「ゲノム編集していることの表示を義務づけること」を求めています。どれももっともだと感じます。

表示のあり方をめぐっては、以前も「香害」の質問でとりあげました。柔軟剤の「香料」という表示だけでは、有害とされる化学物質の情報が得られません。EUでは、アレルギーを引き起こす原因となるアルゲンであることが明白である26の香料成分について、ラベルに表示を義務づける規制があります。

表示をめぐっては、常に消費者の知る権利と企業都合のせめぎあいがあります。それは常に協議により、より消費者目線にたたなければ、改善とはいえません。国はすぐに「因果関係の科学的立証が不十分」といいますが、大切なのは予防原則です。安心・安全は徹底した情報開示から、消費者が判断すべきものです。表示スペースの問題であるならば、QRコードで詳細情報にとぶのも、ひとつの方法ではないでしょうか。

紹介議員にもなりましたが、結果は不採択となり残念です。これからも、生活者ネットとして消費者の知る権利について声をあげていきます。

 

●大坪市長が現都知事への出馬要請に名を連ねた件について

要請の撤回や市議会での説明を求める旨、同類の請願が2件ありました。個人として行ったことであり、都知事や市長の行動に対する評価は、有権者の投票行動に示されるものと考え不採択、全体でも不採択でした。
ただし市長には、請願者のみならず市民から寄せられた声や思いは受け止めて欲しい旨、申し添えました。

補修工事が翌年度に先送りになった豊田駅近くの人道橋

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