3月議会より なおこ目線のトピックス

●一般・特別会計予算特別委員会
2020年度一般会計683億円、特別会計551億円です。法人市民税等の減収、臨時職員等が会計年度任用職員制度に移行することに伴う人件費や社会保障関連費等支出が大きく膨らむ中、市は市政上3度目となる財政非常事態宣言をし、都市計画道路3・4・24号線整備事業(旭ケ丘―西平山)の休止等で支出を抑制しています。

厳しい予算編成ではありますが、小学校に広島から伝承者を招いての平和事業、障害者差別解消推進条例を受けて市内事業者への合理的配慮助成金、台風浸水被害の周知啓発として浸水深表示板設置費用などの予算化等は評価したいと思います。
市は今後財政再建計画をたて、事業や働き方を抜本的に見直し、財政基盤の強化を目指します。
私が担当した特別会計では、昨年要望した国民健康保険運営協議会の議事録が公開されたことを評価しました。また市立病院に対しては、第三者委員会が指摘するハラスメント再発防止計画の早期策定等を求めました。

●補正予算
議会最終日に、コロナ対策や市長以下三役の減給に関する補正予算(2386万円)が提出されました。
(全て賛成・可決)

●元副市長問題
議会初日に市長より第三者委員会の報告およびそれに対する市の見解が示されました。同じことが二度と起こらぬよう、問題の根幹である市の組織体制や風土の改善がなされていくよう、今後要望、提案してまいります。※市は3月31日、元副市長に対し、2409万円の返還を求めました。

●柔軟仕上げ剤等に含まれる香料についての調査および相談窓口設置等を求める意見書
日野市議会より国に提出することができました。詳細はこちらをご覧ください。

●種苗法の改定について国に慎重審議を求める意見書の提出を求める請願
紹介議員として取り組みましたが、残念ながら不採択でした。詳細はこちらをご覧ください。

●今後二年間の所属委員会等
・環境まちづくり委員会
・議会運営委員会
・議会改革等特別委員会(新設)
浅川清流環境組合

●議会を終えて
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大幅な日程変更や傍聴中止、マスク着用、消毒、換気など各種対応策を講じた上での議会となりました。ただし傍聴に関しては、ネット中継されていない委員会が、事実上非公開となってしまったことが課題として残りました。市議選の政策にも掲げている「委員会のネット中継」の必要性を改めて認識した次第です。新たに発足した議会改革等特別委員会において、議論をすすめていきたいと考えます。