6月議会より なおこ目線のトピックス
●日野中央公園をインクルーシブな公園に
今年度当初予算で、東京都の補助金を活用し、誰もが遊べるインクルーシブ遊具の設置が計上されていましたが、それに伴い日野中央公園全体のバリアフリー化整備をすすめる補正予算がありました。具体的には出入口の段差解消や水飲み場、ベンチ、案内看板などです。
公園のバリアフリー化はかねてからの課題ですが、老朽化した遊具の補修などに予算が消化されてしまい、計画的にすすめられていないのが現状です。市民の方々からの声をお聞きし、プロセスを大切にしながらの公園整備の促進を求めました。
●ワクチンよりも大切なのは検診!
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)定期接種の積極的勧奨がこの春から再開されました。それに伴い、公費接種を逃した方々を対象に接種助成の補正予算がありました。
ワクチンを打てば必ず子宮頸がんを予防できるものでも、打たなければ予防できないものでもなく、ワクチンを打っても打たなくても大切なのは定期的な検診による早期発見と適切な治療です。その重要性をより多くの方にご理解いただけるよう、健康講座の開催や、検診の広域化など低い検診率をあげるための工夫を求めました。
●学校給食の安全を守るために
物価高騰が続く中、議会最終日に学校給食の食材費補助を含む補正予算がありました。
学校給食は質と安全性を担保しつつ、現場の方々のご努力で、10年間食材費を据え置いてきました。今回国の新型コロナ交付金を活用した補助は妥当と考えますが、その先についても見据えておく必要があります。
日野ネットは有機給食の実現と無償化を目指していますが、そのために必要なステップを、皆さんとともに模索していきたいと思います。
(以上、すべて賛成)
●議会が判断するに至る十分な説明と根拠を!
旧日野市立たかはた保育園の機能移転に伴う一連の疑惑に関する第三者実態調査委員会から不当と指摘された事案に関し、市が自主検証チームを立ち上げ独自に行った検証結果についての報告がありました。詳細はこちらをご覧ください。
自主検証チームによる報告では、例えば保育園開設に伴う市有地と私有地の交換の妥当性について2社の不動産会社に鑑定依頼していますが、その結果にはだいぶ開きがあります。(それぞれ約1300万円と約4100万円の評価損、つまりいずれも市が損をしているということ)
そこで第三の不動産会社にその結果を検証してもらい「妥当」という意見を得たという報告をもって妥当性を結論しています。しかし、それでは何をもって妥当と判断したか全くわかりません、妥当性の根拠をわかりやすく示すことを要望するとともに、これで議会に対する説明でよしと判断した市の姿勢は改めていただきたい旨申し添えました。
二度と同じことは繰り返さないことが何より大切ですが、過去から学ぶことを活かしひとつづつ「いま」カタチにしていくことでこそ、未来を変えていけると考えます。
【参考HP】
日野市 定例記者会見 (hino.lg.jp)
※6月議会前の定例記者会見
原油価格・物価高騰緊急対策事業を実施します(令和4年6月20日プレスリリース)|日野市公式ホームページ (hino.lg.jp)
※最終日に提出された追加補正予算の資料
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