子どもが主役の学校に!(6月議会一般質問)

新教育長就任後、はじめての一般質問は、校則や制服の決め方、隠れ教育費、給食について、性被害相談窓口の周知、性教育の充実、インクルーシブ教育や主権者教育の進め方など、多角的に質問、提案しました。その中から2点に絞り、ご報告します。

校則は決める過程こそ大切に

校則の見直しについては昨年の質問後、各学校で様々な工夫をこらして進められていること、また制服・標準服も性別に関わらず自由に選択できる周知が行われていることが確認できました。
校則は自分たちが決めるルールです。だからこそ、何を決めるかと同時に、どう決めるか、話し合いの過程こそ大切にしてほしい旨を求めました。
ちなみに通学服が制服・標準服でなければならない根拠はどこにもなく、最終的には校長判断とのことです。日野ネットとしては、子どもが自分らしく、快適に過ごすことができる服装が一番だと思っています。

加えて、給食残渣を減らす工夫を自分たちで考え実践することや、身近な市政への意見表明なども、すべてが「主権者教育」につながります。そのような視点からの教員研修の充実を求めました。

性被害の相談窓口の周知と性教育の充実を

東京都は4月より児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口を開設し、子ども・保護者への周知を呼びかけています。4月中に配布された市もあるようですが、日野市においては周知状況にばらつきがあることがわかりました。これは大切なお知らせです。その認識をもって、迅速な周知徹底を強く要望しました。

国は子どもを性暴力の加害者・被害者・傍観者にしない生命(いのち)の安全教育をすすめようとしています。日野市においては既存の授業に組み入れていく予定のようですが、それで十分なのか検証し、積極的に取り組むことを求めました。

堀川教育長からは、子どもを中心とした学校づくり、子ども自ら学びとり、主権者としての力を身に着けていけるよう、誠心誠意取り組んでいくといった力強い決意を聞くことができました。今後の活躍に期待します。

【参考HP】

自治体職員のための学校給食の食べ残しを減らす事業の始め方マニュアル(環境省HP)
※給食残渣を減らす工夫の取り組み事例として紹介しました。

映画「マイクロプラスチック・ストーリー」
※自分たちで課題に取り組む学びのヒントに満ちた映画として紹介しました。

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★一般質問の動画はこちらからご覧いただけます。