憲法大集会に参加して

5月3日の憲法記念日には、各地で様々なイベントが開催されたようです。
中でも毎年、有明防災公園(江東区)で開かれる憲法大集会は規模が大きなものです。これまで予定が合わず参加したことはありませんでしたが、今年は居ても立っても居られない気持ちもあり、はじめて参加しました。
主催者発表で参加者は5万人とのこと。昨年は3万8000人だったそうですので、それだけ多くの人が憲法改正に危機感を抱いていると言えるのではないでしょうか。

会場では多数の団体ブースが出展されており、ステージでは各団体等からのスピーチがあり、最後はパレードが行われました。比較的、女性の参加が多かったように感じます。特に「戦争放棄」と書かれた帯を締め、着物姿でスニーカーを履いた若い女性の後姿が印象に残っています。
私は「9」(9条の9)の形にくりぬいた裏から見れば「P」(PeaceのP)と見えるダンボール製のプラカードを作り、手に携えました。これは先日訪れたカフェで見かけたスプーンからヒントを得たものです。最近はペンライトでデモを彩るスタイルが広まっているように、一人ひとりがその思いを自分なりに表現することは、自分ごととして参加する意味で大切だと思います。

憲法は、権力者が好き勝手に動き回るのを抑える「檻」のようなものです。内側からその檻を広げたり、歪めたり、壊そうとしているのですから、国民が危機感を募らせるのは当然です。
憲法改正については、どこをどのように変え、それによって私達の生活そして未来がどのように変わるのかまで踏まえた問いを立てないと、熟議にはならないのではと考えます。
9条については、国際情勢に合わせるために改正が必要だとの主張がありますが、日本が世界に合わせるのではなく、日本が世界を変えていくリーダーシップを発揮すること、憲法9条を世界に広めていくことこそが、憲法前文にある「国際社会において、名誉ある地位」を占める道筋だと考えます。
皆さんはどのようにお考えでしょうか。

確かに、安全保障のジレンマは非常に難しい問題です。しかし、防衛の名のもとに軍事産業を成長戦略とした先に、国民の幸福はあるのでしょうか。そこが不透明のままに需要に応じる形で突き進むことは、結局は国民の生活、命を脅かすことにつながるのではと考えます。食料やエネルギーの自給率を高め、国民が安心して暮らすことができる環境を整えることこそが、政治の役割です。

この憲法集会は、9条を守ることが基本的人権を守ることに、そして憲法を活かし平和を構築していく、私達一人ひとり国民が主権者であることを確認する場でもあるのだと思いました。
これからも仲間とそして皆さんと共に、学びを深め取り組んでいきます。