新しい地区センターのカタチ(ほっとプレイスうちたす視察)
市内に66ある地区センターの平均稼働率はコロナ前でも16%。老朽化もすすんでいます。誰もが気軽に訪れ、交流が生まれる、そんな地区センターとして活用されていくためには、どうしたらよいでしょうか。
ヒントのひとつがここにあります。日野市立病院ウラにある多摩平中央公園地区センターが「ほっとプレイスうちたす」として4月1日にリニューアルオープン、私はプレ・オープン期間中に訪れました。★市のHPに施設紹介がありますので、こちらをご覧ください。
この地区センターは、もともと地域懇談会から生まれた「みんなの居場所プロジェクト」のリノベーション部が、手作りで改装を行っていました。地域の人の思いがつまっています。その後東京都の居場所関係の補助金を得て、本格的に改装されました。
私が訪れたときは、数名の小学生が窓に向かって設けられたデスクで宿題らしきものをしていました。放課後、一緒に宿題ができる場所があるっていいですね。
大型のモニターもあり、備え付けのアニメDVDを観ることができます。持ち込みもできるということなので、いつかプチ上映会を開催してみたいと思いました。(貸切は不可)
乳児を連れたお母さんもみえて、「キッチンでミルクが作れていいですね!」と盛り上がりました。授乳室やキッズコーナーもあります。
この公園はテニスコートがあることから、もともと受付の人が常駐しています。日野ネットは、地区センターは可能な限りNPOやワーカーズ等に管理を個別委託できないか提案してきました。いつも管理者がいるというのは、イメージが近いかなと感じます。
また、こちらの公園の植栽は、農のある暮らしづくり協議会が推進組織として立ち上げた「一般社団法人TUKURU」さんが担うようです。コミュニティガーデン事業として、地域住民とワークショップをしながら、その後の管理も住民ができるように進めていく予定とのこと、楽しみです。
皆さんもぜひ一度訪れてみてください。地域の身近にある地区センターの活用について、考えるきっかけにつながるかもしれません。
【関連サイト】
地区センター図鑑
※31番が以前の多摩平中央公園地区センター
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