9月議会より なおこ目線のトピックス

●ひの市民活動支援センターが豊田にオープン!

ひの市民活動支援センターは、日野市が社会貢献を目的とする市民活動を支援するために設置した施設です。しかしこれまで20年近く(仮称)という位置づけのままでした。現在の東町の区画整理事務所から、来年より豊田駅北口近くに移転するにあたり、条例に位置付けられたことは大きな一歩です。
新しいセンターの本館は現在の勤労青年会館です。時代にそぐわない名称の変更と、指定管理者の日野市企業公社が今年度末で解散することから、今後の担い手はできるだけNPO等への移行を求めていたので、それが同時に叶いました。なお分館は、現在の多摩平一丁目地区センター、豊田駅北交流センターが転用されます。
この条例制定を機に、市は市民活動をどう捉えているのか、中間支援組織に何を求めていくのかを、改めて問い直す必要があると考えます。市民活動の更なる活性化、また中間支援組織の充実につながる取り組みを求めました。

現在のひの市民活動支援センター(センターHPより)

●市民農園がより多様なスタイルへ

これまで一律だった区分(広さ)に大中小のバリエーションができ、利用料金も変更します。個人以外のグループでも借りることができるようになったので、シェアして利用することも可能です。
市民農園も日野市企業公社が管理していましたが、ひとつの市民農園は市民団体に管理を委託する予定であることが確認できました。
市民農園は、市民が農業に親しむ入口です。この事業を通じて、都市農業への理解を深める機会に、また生産緑地の市民農園を増やしていくことで都市農地を守ることにもつながります。未体験の方は、ぜひ一度利用されてみてくださいね。

 

●悩ましい空き家を地域の宝に

新しい戸建てやマンションが建築される一方、空き家もまた増加の一途をたどっています。管理が行き届かない空き家をなくしていくため、法改正にともない、該当する空き家の税負担が重くなる措置が含まれる条例改正がありました。
日野市の空き家対策は、持ち主の困り感に寄り添いながら、借りたい人とつなぐ、地域のニーズに応えていく、丁寧な対応に定評があります。これまで40件ほどのマッチングを行い、障がい者や子ども、高齢者の地域の居場所、野外保育、アトリエと絵画教室、古道具などの販売、農産物の直売、地域の食堂など、幅広く活用されています。加えて空き家だけでなく、空き地もコミュニティ・スペースや防災活動拠点としても活用されています。
空き家に関してお悩みがありましたら、ぜひこちらのフォームより、声を寄せてください。

(議案にはすべて賛成)