11月は子ども・女性への暴力をなくす推進月間!~11月のフラワー遊説より~

季節外れの夏日が続いた後、一気に冷え込みダウンジャケットを着ました。性暴力根絶を訴え毎月11日に全国各地で開催されているフラワーデモに呼応したフラワー遊説、今月は西国分寺で行いました(11月11日)。

子どもへの性加害の報道が後を絶ちません。岩永やす代都議より、東京都が10月に開設した「子供・保護者専用性被害相談ホットライン」について話がありました。24時間365日開設しています。
しかし、
そもそも被害を受けていると認識できない、考えが及ばない、力関係の中でそうではないと思いこまされているのが子どもの性被害の特徴でもあります。少しでも「嫌だな」「おかしいな」と感じたら、その時点で相談しようという呼びかけ、性教育の充実、そして周囲の大人の気づきが大事だと岩永都議は訴えました。
これは一歩前進ですが、電話での相談というのは特に子どもにとってハードルが高いものです。さらに相談しやすい手法もあるとよいと感じます。

東京都は昨年4月に「児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口」も設置しており、昨年度の相談実績も公表されています。
練馬区の中学校校長が逮捕されるというショッキングな件もありました。学校を卒業して何年も経ってからの相談で発覚したといいます。その間の心情を思うといたたまれない気持ちになると同時に、よく声をあげてくださったと思います。相談窓口を設置したことが、ひとつの後押しになったのかもしれないことを考えると、やはり専門相談窓口の設置と周知は重要と考えます。

とはいえ、まだまだ声をあげられずに苦しい思いを抱えている方も大勢いらっしゃることを懸念します。2021年度に性犯罪・性暴力セクハラで懲戒処分や訓告などの処分を受けた公立学校の教員は215人と公表されています。新たな被害者を一人も生まないためには、この数をゼロにしていく取り組みこそ、進めなくてはなりません。

今月は児童虐待防止推進月間です。そして「女性に対する暴力をなくす運動」期間でもあります。
あらゆる暴力を許さないという社会をつくりあげていくために、私たち一人ひとりにできることは何だろう。自分ごととして考えることから始まります。
12月は日野で開催予定です。詳細は後日お知らせにアップしますので、よろしければぜひご参加ください。

冷たい風の中、地域ネットの仲間が力強く訴えました。