子どもの学びを止めないために(おしゃべりカフェ報告)
12月議会の議会報告「なおことおしゃべりカフェ」は「学校に行けない・行かない子ども達への支援」をテーマに、多摩平の男女平等センターで開催しました。(2月12日)
参加の皆さんそれぞれの体験や考えを、互いに話し合いました。お子さんが体調不良で学校に行けない時期があったこと、勉強に追いつくのが大変だったこと、安心して通えるところがなかなか見つからないこと、あるいは教員1人がみる子どもの数が多すぎる、フリースクールを立ち上げたひとの大変な状況を支えなければ、などなど話は尽きませんでした。
子どもに芽生えた「やってみたい」「やりたい」を応援すること――例えそれが親から見たら(大丈夫?)(なんで?)と思うことであっても――が、大切だと感じました。
学びとは、イコール勉強だけではありません。そして親も気持ちの余裕、支えとなるつながりが必要です。だからこそ、親子で孤立しないよう、行ける居場所があるということを知っておくだけでも、余裕につながるのではという話もありました。その点は一般質問でも強調したところです。
また、子どもに関する計画についての会議が、いつどこでやっているのかわからないという指摘もありました。市にはあらゆる検討過程の情報提供を求めてきましたが、まだまだ工夫と周知が必要です。
日野市の新年度予算には、支援拡充に関するものも含まれています。また東京型不登校特例校「チャレンジクラス」が市内にも開設されます。選択肢が増えることは前進です。それが今どこにもつながっていない子ども達にとって、新たな選択肢になることを願います。
先日のヤングケアラーの講演会で「支援の糸」という話がありました。学校に行けない・行かない子ども達の前にはいつでもつかめる糸がある、それをつかめば自分にあった選択肢を選べる、サポートが受けられる、そのような環境を目指し、これからも皆さんの声を聞きながら取り組んでいきます。
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