食と農がつむぐ自治と民主主義(「希望の給食」上映会+トーク)

日野ネットもメンバーの日野地域協議会でDVD「希望の給食」上映+トークを行いました。(2月18日@東部会館)
日野地域協議会では、子どもの権利と食をテーマとした企画を検討してきた結果、このドキュメンタリー作品の上映にいきつきました。

子どもたちが学校で毎日のように食べる給食。
給食は、子どもたちの健康と成長を担うだけでなく、地域の食と農を結び付けます。どのような食材を使うのか、費用負担をどうするか、誰に提供するのか。給食をめぐる選択は、どのような地域を実現するのか、という「自治」の実践と切り離せません。日本と韓国の事例から、地域の未来を形作る給食のあり方を考えます。
作品では、千葉県いすみ市、長野県松川町、東京都武蔵野市、韓国ファンソン市の事例が紹介されています。

特に印象に残ったのは、いすみ市です。環境を守ろうということが有機米栽培に取り組むきっかけで、それを子ども達に食べてもらいたいと学校給食に使うようになったことです。市民、農業者、そして行政の思いがひとつになり、実を結んでいます。
3月議会の一般質問では、特にこの点に力をいれて、日野市らしい有機学校給食の取り組みを提案したいと思います。

参加者からは、日野市に引越してくる前の学校給食の様子や、韓国では物事が動くスピードが速いこと、コミュニティ食堂いいよね!といった活発な意見交換がありました。

使用した会議室のお向かいの調理室では、ちょうど子ども達が調理をする「ひのカル!」が行われており、オムライスととん汁をつくって食べていました。自分で作ったのは最高に美味しいとの声が。

私たちの身体は食べたものでできています。子ども達の身体の約3分の1は給食でできているといって過言ではありません。だからこそ、大切にしたいですね。

目下、一般質問の準備の真っ最中です。また議会報告で続きをお話できればと思います。