切れ目のない支援とは(おしゃべりカフェ報告)

12月議会の議会報告「なおことおしゃべりカフェ」(1月16日)は、はじめて週末の夜に、オンラインで開催しました。6名でアットホームな雰囲気の中(まさに皆さん家からですね!)、意見や情報を交わし、よい時間となりました。

前半、私からは12月議会の一般質問((仮称)子ども包括支援センターについて)および議案、今年の抱負などお話させていただき、後半はそれに対する質疑や参加者同士の意見交換を行いました。

おしゃべりカフェスライドよりのサムネイル

説明に使ったスライドより

昨年質問づくりにあたりお話を伺った「のんびりママの会」(産後うつに悩むママのしゃべり場)主宰の鈴木さんもご参加くださいました。
もともと月1回の集まりが、現在はコロナ禍でzoomでの開催に切り替えているとのことですが、zoomでの参加がハードルになってしまっている方も多いようです。育児中の母親の孤立が深まっているのでは、そこに歩み寄れるのは一体誰なのか、と心配されていました。
もし集まりに参加をご希望の方がいらっしゃいましたらお問合せください。おつなぎします。

会に参加される方は、堰を切ったようにご自身の状況を話されるそうです。「語ることができる」「受け止めてもらえる」「病院等の情報を得ることができる」「回復した人の話が聞ける」こういったことが求められているといいます。
ただ私的なサークルだと、なかなか病院等にもチラシなども置かせてもらえないそうです。(仮称)子ども包括支援センターと連携できれば、心療内科などにも置かせてもらいやすくなるのかもしれません。必要な人に必要な情報が届くよう、例えば(仮称)子ども包括支援センターが後援する体制づくりなどを通して、応援していきたいと思います。

またお子さんが「学校(中学校)以外で同年代の子と話せる場」を求めていたという声もありました。まさに(仮称)子ども包括支援センターでは、子ども達が主体的に利用する居場所づくりに力をいれているので、後押ししていこうと思います。

一方で、障がいのあるお子さんがいらっしゃる方からは「すべての子どもを対象としているのに、エールが別なのは違和感がある。」というお声もありました。今回質問ではエールのことには触れられなかったのですが、私も同じことを考えていました。

それを受け止めたうえで、どう連携を強化していけるのか、「子どもに一番よい結果をもたらす」とは何なのか、大人目線になっていないか、子ども自身の声を聞いているか、ゼロベースから考えていく必要があります。同時に声を届けられない子の代弁機能も求められています。
アドボカシー制度(※)の導入について、どのような形が望ましいか研究し、提案していきたいと思いました。

まずは安心して語れる場、「相談」はその先にあります。この「おしゃべりカフェ」もそういった場のひとつとなれるよう、これからも続けていきますので、ぜひ皆さまの声をお聞かせください。

※自身の意思を表明するのが難しい子どもや高齢者、障がい者等が、自身の思いを示せるよう代わって意思を伝え権利を守る制度