森喜朗会長が辞任の意向を表明!~一人ひとりが声をあげることの大切さ~

東京・生活者ネットワーク女性部会のメンバーを中心に、国分寺と国立において、街頭アピールを行いました。(2月11日)
これは、毎月11日に行われているフラワーデモに呼応し、はじめた活動です。

今回は女性蔑視の発言が問題となった森会長の辞任を求め、ジェンダー平等の推進をアピールしている最中に、森会長が辞任の意向を示したという速報が飛び込みました。東京・生活者ネットワークからも抗議声明を出しており、そのビラも配布していたところです。声をあげ、行動に移すことの大切さを実感した瞬間でもありました。

昨年、足立区議会において、議員が発したLGBT差別発言が問題となったことも、記憶に新しいことと思います。当初「謝罪はしない」としていた区議も、相次ぐ批判を受け謝罪、発言を撤回しました。その後足立区は当事者の方々等と協議を重ね、同性パートナーシップのみならず、ファミリーシップ制度(※)も導入するという大きな変化を遂げました。それを後押ししたのは、多くの人の声です。※同性カップルが、育てている子どもとの関係も家族として証明する制度

国民的のみならず国際的批判も集めた今回の森会長の発言を機に、ジェンダー平等の後進国である日本においても、変化の兆しを感じています。皮肉なことですが、その意味においては森会長に感謝すべきかもしれません。

ジェンダー平等の実現を真のオリンピック・レガシー(遺産)としていくには、ジェンダーによる偏見や差別とは何かの議論をさらに深め、全ての施策にジェンダーの視点を取り入れていく「ジェンダー主流化」を真剣に進めていく必要があります。

ジェンダーにとらわれない、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向けて、これからも取り組んでまいります。
一緒に声をあげていきましょう!