12月議会より なおこ目線のトピックス

●公共施設には市民に親しみやすい愛称を

豊田駅から徒歩1分の公共施設「勤労・青年会館」、皆さんはご利用されたことありますか。
施設の説明には「勤労者と青少年の教養と福祉の向上を図るためつくられた施設」とあります。昭和の当時はそのような目的でつくられたのだと思いますが、現在はごく一般的な地域の交流センターとして活用されています。また、「勤労」「青年」といった言葉から排除感が生まれることも懸念します。
今回は指定管理者を決める議案でしたが、次期指定管理者の切り替えを機に、時代にあった愛称をつけることを提案しました。

●ナラ枯れ被害大量に発生!(補正予算より)

コナラなどのブナ科の木がカシノナガキクイムシによって大量に枯れてしまう現象が全国的に発生しています。倒木の危険があるため、南平丘陵ほか市有地の約200本を処理する費用約3,000万円が補正予算に計上されました。
調べると、これまで木炭や薪にするため切られていた木が、生活スタイルの変化で切られずに大木化し、さらに地球温暖化の影響で暖かい環境を好むカシノナガキクイムシが分布域を広げたという背景があるようです。木が減ることでさらに温暖化が加速する、この負のスパイラルを食い止めるためにも、自然と人間の共生について真剣に考えて取り組んでいかねばなりません。
詳細はこちらをご覧ください。

赤褐色に変色した様子(日野市HPより)

木くずが堆積している様子(日野市HPより)

 

 

 

 

 

 

 

●たまだいら保育園の民営化

市の負担額減と民間の活力を活かすため、保育園の民営化がすすめられています。その一環で市立たまだいら保育園の建物を社会福祉法人に無償で譲渡し、法人には土地借り上げ料や修繕維持費、引継ぎ期間の人件費等をご負担いただき、今後安定的かつ継続的な管理運営を担っていただきます。
保育の質をさらに高めていただけるよう期待するとともに、市の評価体制をチェックしてまいります。
移行の詳細はこちらをご参照ください。

●デフリンピック東京開催を求める請願

聴覚障害者のスポーツの祭典「デフリンピック」を2025年東京で開催することを都に求める請願は全議員が採択とし、日野市議会より都に開催を求める意見書を提出しました。
大会を機に聴覚に障がいのある方への理解がすすみ、手話が広がることを切に願います。請願者が望まれていた「手話言語条例」の制定に向けても、検討をすすめていきたいです。

(以上、すべて賛成)

●元副市長の不当行為について

議会初日には、旧たかはた保育園の機能移転に伴う一連の疑惑等についての第三者委員会の報告、および市の見解が示されました。
報告書の議会への提出が遅いことを指摘した上で、「不当」と判断されたことへの追加調査はあるものの、それ以外はやらないのかを質問したところ、やる予定はないと副市長より答弁がありました。それは納得がいかないとして、市長に「問題の本質と解決するとは何か」「市民への納得のいく説明責任」について質問しましたが、基本的には先の見解で示された以上の言葉は聞けませんでした。市民から納得と信頼を得てこそが解決ではないかと強く指摘をし、質問を終えました。

また最終日には、市議会の調査特別委員会設置を求める動議が提出されました。調査特別委員会設置自体を否定するものではありませんが、初日の質問で求めたことを市がどう受け止めるか、本年度末を目途に市が行う再調査の結果を見極めたいとの立場で反対しました。
市長はかつて「膿を出し切る」と言われました。内部通報制度を活用してでも、一連の疑惑の真相を日野市自らが解明しなければ、真の市政改革はあり得ないと考えます。市が自浄作用を発揮することこそが、長期的にみて市民のためになると考えますし、そういう日野市になることが市民への責任を果たすことになると思います。
さらに、文書管理がずさんであったことから、市には「公文書管理条例」を制定し、改善することを求めました。

 

※その他議案についてはこちらの記者発表資料もご参照ください。