反戦と平和を求める声を ともにあげていこう!

ロシアのウクライナへの侵略に対し、世界中で抗議の声があがっています。日野・生活者ネットワークでも、ささやかですがアピール活動を行いました。

日野市は、東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて、ウクライナのホストタウンとなりました。2019年にはプレ大会に参加する空手チームの事前キャンプを受け入れ、日野市議会においても、選手と議員の交流の場がありました。私も、選手や関係者の皆さんの明るい笑顔が、強く印象に残っています。

市内の小中学校においても、子どもたちは大会にむけてウクライナの食や文化を学び、ウクライナを身近に感じてきました。大会期間中は、残念ながらコロナ禍により観戦することはできませんでしたが、市をあげて選手の皆さんの活躍を応援しました。そのようにウクライナを身近に感じる機会のあった日野市民の方々は、なお一層ウクライナの人々が見舞われている惨劇に心を痛めていることと思います。

犠牲者の中には幼い子ども達もいます。戦争をはじめるのは国ですが、犠牲になるのは、そこに生活している市民です。
私達はいかなる理由があろうとも、暴力は解決の手段とはならないことを子ども達に伝えてきました。ロシア政府の暴挙は、子どもたちに説明がつきません。だからこそ、このような武力侵略に対しては、大人が断固たる抗議の声をあげていく必要があると考えます。

デモやアピールはそのひとつの方法ですが、やったことがない方にとっては、勇気がいるものかもしれません。ただ、特別な人だけがするものでもありません。この日も「1分でもいいから一緒にやりませんか。」と呼びかけました。参加する方はいませんでしたが、何度もうなずきながら通り過ぎていく方もいらっしゃいました。
ドイツでは、学校で子ども達にデモのやり方を教えるそうです。あちらこちらでやっているので、友達や家族と気軽に参加するのだといいます。それを通じて、自分は社会を変えていく主体である自覚が芽生えるのではないでしょうか。そういう環境を微力ながらも、つくっていきたいと思います。

「核兵器廃絶・平和都市宣言」塔(日野市HPより)

ロシアは核兵器をちらつかせ脅しますが、とんでもないことです。日野市は40年前の1982年に「核兵器廃絶・平和都市宣言」を行っています。そして今年、次世代へ向け、新たな平和への意思表示を再宣言しようとしています。「国民を守るための戦争」や「平和のための核利用」は詭弁です。そのことをしっかりと確認し、真の平和を求め、足元から市民の皆さんとともに取り組んでいきます。

 

日野市ではウクライナの人々を人道支援するため、下記の通り募金の受け付けを行います。集まった募金は、日本赤十字社を通じて寄付します。
1.期間:令和4年3月2日(水曜日)~5月31日(火曜日)
2.募金箱設置場所
①日野市役所(日野市神明1-12-1)1階 市民相談窓口
②七生支所 (日野市高幡128-5 京王高幡SC2階)
③豊田駅連絡所(日野市多摩平2-1-1)

 

★東京・生活者ネットワークの抗議声明はこちら