NO YOUTH NO JAPAN ~若い世代の声を政治に~

東京・生活者ネットワークの「新春の集い」では、「自分たちの世代から変えていかないと!」と若者の政治参画に取り組んでいる能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN)のお話を伺いました。(1月31日)。

留学したデンマークでは、「民主主義の担い手」を育てる教育や環境があるといいます。選挙期間は対話の場がまちのいたるところにあり、お祭りのように皆ワクワクするとか。当然投票率は高く、常に80%越え。候補者も若い人、女性が多い。日本の選挙とは大きく異なりますね。

こういったみんなで政治や社会に参加する「参加型デモクラシー」を実践すべく、能條さんはSNSをつかってわかりやすい政策の発信や、まだまだ少ない若い世代の女性議員を増やしていく取り組みをしています。生活者ネットワークの目指す方向性と合致すると深く共感すると同時に、若い世代への発信力は大いに見習わなくてはと思いました。

 

ちょうど少し前に、法政大学で学生に「ジェンダー」をテーマに話をする機会がありました。(1月11日)
限られた時間でいかに「ジェンダー」を自分ごととして身近に感じてもらえるかを考え、日野ネットオリジナル「ジェンダーかるた」の絵札を用いることに。「男らしさ女らしさ」「固定的役割分担」「区別と差別」「包括的性教育」の4つのテーマに絞り込みました。
また、当事者目線の政治参画がいかに大切であるかについても話しました。

話している間は伝わっているか不安でしたが、のちに送られてきた100を超えるコメントを読むと、本質的なことを受け止めてくれたと感じました。
自身の体験を踏まえて話した「個人的なことは、政治的なこと」「大事なことは市民が決める」「私たち抜きに私たちのことを決めないで」といったフレーズが特に響いたようです。
きっとデンマークの若者にとっては、この3つのフレーズはすでに当たり前のようにしみ込んでいるのだろうと思います。
ささやかな講義でしたが、気づきの一歩に、それが投票行動につながれば、こんなに嬉しいことはありません。

春には統一地方選挙があります。もちろん、生活者ネットワークからも多くの挑戦者がいます。地方の政治から、春を呼び込めるよう、私も取り組んでいきます。