変化の風を感じながら~5月フラワー遊説より~

統一地方選挙が終わり、今月のフラワー遊説では当選を果たした新しい仲間やローテーション(交代)を果たした仲間と共に、性暴力根絶に向け声をあげました。(5月11日@新宿駅西口地下広場)


この選挙で女性議員が増え、都内では杉並区で女性議員が過半数に、武蔵野市で半数となりました。また女性の首長も23区で6名、26市で3名となり、過去最多に。40年以上も前から「大切なことを決める場にもっと女性を!」と女性議員を議会に送り続けてきた生活者ネットワークの取り組みが、実を結びつつある兆しを感じています。

◆焦点が「拒絶」から「同意」へ
意見書をあげるなど、当事者・支援団体に伴走して取り組んできた性犯罪の刑法改正案も、国会で審議が始まっています。求めてきた「不同意性交等罪」が、まだ課題を残しつつではありますが、ようやく形になろうとしています。これまでは「抵抗しようとすればできたはず」と被害者が泣き寝入りを強いられることがありましたが、同意のない性行為がより的確に処罰されるようになります。

◆未然に防ぐための性教育を
仲間からは、子どもや障がいのある方への性暴力、また男性アイドルグループの性被害告発の件についても話がありました。都合の悪いことは報じてこなかったメディアだけでなく、見て見ぬふりをしてきた私たち一人ひとりの問題でもあります。
これらもこの度の刑法改正案により、性交同意年齢の引き上げや、障がいや地位関係性に乗じた性行為の処罰が盛り込まれていることは前進です。
しかしさらに大切なのは未然に防ぐことであり、そのためには、社会全体で人権の観点からの包括的な性教育を早急に進めていかねばなりません。

◆ともに変えていこう!
行き場のない若年女性への支援に対し、執拗な攻撃があります。また、女性支援や女性枠等に対し「逆差別だ」という声があります。皆さんはどう思われますか。
私たちは弱い立場に追い込まれる女性への支援と、その前提として存在するジェンダーによる不平等の解消を同時に進めていくために、議会の中から、外から取り組んでいます。
ぜひ一緒に変えていきましょう!

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